- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091898258
作品紹介・あらすじ
反響轟轟!話題の歴史物語、待望の第2集!
武田鉄矢氏はじめ、各所で激賞の嵐!!
時は大正。自らの為に創設された御学問所で
強烈な講師陣による英才教育を施される
迪宮(みちのみや)少年。
やがて天皇となることを運命づけられた少年も、
とはいえ多感な10代半ば。
学友たちとのかけがえのない日々を過ごす一方で、
母のように慕った教育係・足立タカとの悲しい別れや
周囲が押し進める「お妃候補」との出会いを経て
少しずつ大人への階段を登ってゆく姿が
情感豊かに描かれます。
ビッグコミックオリジナル誌にて大きな反響を呼ぶ
「誰も見たことのない」歴史物語--
身震い必至の第2集、いよいよ発刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
第1集は増刷に増刷を重ね、早くも累計13万部を突破!
唯一無二の人生を歩んだ「昭和天皇」という人物を
「あくまでひとりの人間ドラマとして描きたい」という
漫画界の巨人・能條純一氏の熱い思いが、
紙面よりほとばしりまくっております!!
第2集もゾクゾクするシーンが次から次へと登場します。
是非ともご一読のほどを!!
感想・レビュー・書評
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能條純一『昭和天皇物語 2』小学館。
昭和天皇の人と成りを描いたノンフィクション劇画。天皇を美化した啓蒙作品ではなく、笑いあり、涙ありとNHKの朝ドラのような作品である。
天皇家を政治の道具にしようと企む山縣有朋ら元老たちをよそに、後の昭和天皇となる迪宮の養育係・足立タカ、迪宮の母・節子皇后、お妃候補・久邇宮良子ら3人の女性を軸に物語は展開する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大正天皇の死期が近づいてきていることや、皇后との出会いまでのことが描かれる。周辺に「政治的」に利用しようとする輩も出てきている。この時代まで、幕藩体制下の権力争いが続いていたことは、かえってリアリティを感じさせた。
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タカさんの辞める際の記録が泣けるなあ。素晴らしい人ですね。
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漫画でも結構史実に忠実らしい
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昭和天皇の生涯を描いた漫画の第2巻。明治天皇と乃木希典が亡くなり、東郷平八郎を中心とした教育チームが立ち上がる。神武天皇以来の皇統を建前とする関係上、進化論を教えてよいのか悩む東郷学長の姿が、明治史観の苦しさを物語っているように思われる。
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ここまでは悪人不在でストレスく進んで来たのが逆に怖い
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陛下の御心を推測するという無礼千万は見逃して頂きたい。
大正末期、大正の世の半分近くをご病床で過ごされた大正天皇はその置かれた自身の身の上が悔しくて仕方なかったのではないだろうか。
そのために裕仁親王は全てにおいて早め早めの生涯となる。自身が壮健であればあと7年全ての事柄が後回しになったのではないか。
多感で聡明な裕仁親王にあと幾許かの青春時代を過ごして欲しかったのではないだろうか。
そう思えてならない。
久邇宮良子女王。後の香淳皇后である。この聡明な皇后もまた後に皇室を大きく変える人物となる。 -
立太子の礼を経て晴れて裕仁皇太子となられた。政治に利用されまいと裕仁皇太子の后選びに力を入れる貞明皇后。足立タカが鈴木貫太郎のもとに嫁ぎ養育係を離れ、16歳になった裕仁皇太子が一歩ずつ昭和天皇への道を歩んでいく。皇太子后として内定した久邇宮邦彦王の第一女子であった良子との出会いなど。