恐るべき子どもたち (1) (小学館文庫 はA 9)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091910196

感想・レビュー・書評

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  • ◆萩尾望都の描く繊細なポールに美少女エリザベート、そして黒髪のダンジュロス。もう、悪いわけがないよね。秩序を拒む混沌の愚かな愛とその破滅……うっとりです。◆岩波既読。続けて岩波・光文社新訳の読み比べに移ります。

  • 静かな狂気がこわい

  • コクトーの原作を読んだのはいつだったか....。
    理解できなかった描写や心情がよくわかった。
    さすがですとしか言いようがない.....。
    ただただ悲しいお話。
    悪者はひとりもいず、過剰すぎる感受性ゆえの悲劇的結末。
    シェルターという存在が迎えるひとつの結末のお話。
    ダルジュロスが大人になっても絶対的な存在として少しだけ登場したことに興奮した。ダルジュロスもこの兄弟と同じ出自に思えるからだ。

  • 小説を読んで意味が分からなかったので、萩尾さんの漫画を読めば少しは分かるかと思って読んでみた。

    すごい分かりやすかった(笑)
    というか「こういう話だったのか!」と初めて話の全体像が見えた気がする。

    やるせない話でした。

  • 閉鎖空間で描かれる姉弟の物語。

  • 原作を読まねばとても読み込めない。
    ただ、この世界観は圧倒的なものがある。

  • ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」を漫画化。
    原作を読んでいないので内容については何も書かないでおきます。

    舞台を観ているかのような臨場感、空気感にのまれそうになりました。
    頭がどこかにトリップしてしまうような感覚。
    これは萩尾先生にしか出せないと思います。

  • コクトーと萩尾先生って組み合わせが最強。
    萩尾先生のおかげでダルジュロスの良さが分かった気がする。
    自分の価値観だけで生きてるってすごいと思う反面怖いなあ。

  • 残酷で美しい
    萩尾先生の絵以外考えられない

  • ジャン・コクトーの名作「恐るべき子供たち」を漫画化したもの。コクトーの小説の透明な空気感を言葉と絵で顕せる・・・この才能。
    小説嫌いな方でもコクトーの世界観を体験できる貴重な漫画。
    および、コクトーファンにも、ぜひ読んでほしい一冊。

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著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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