珠玉の名作アンソロジー / 5 どこかにある猫の国 (小学館文庫 珠玉の名作アンソロジー 5)

著者 : 波津彬子 岩館真理子 萩尾望都

• 小学館 (2013年6月15日発売)

作品紹介・あらすじ

絶賛・珠玉の名作アンソロジー「猫」傑作選

大好評のアンソロジー・シリーズ、注目の第5弾は大人気少女まんが家14名による「猫まんが」を集大成！！ 見逃せない初単行本化作品や、文庫初収録作品が多数。自由で気ままで愛くるしい、猫のいる風景をたっぷり届けます。シリアス、ショートメルヘンからギャグに至るまで多彩な収録作の執筆陣は、波津彬子、岩館真理子、萩尾望都、奈々巻かなこ、奈知未佐子、よしまさこ、草間さかえ、神坂智子、西炯子、田村由美、新井理恵、桜小路かのこ、さいとうちほ、グレゴリ青山の計14名15作品。

感想・レビュー・書評

[山本 あやさんの感想 · 2013年7月12日]

14人の有名マンガ家さんの猫アンソロジー。

猫の愛しさが詰まっていて、ホロリとしたり
ふわ～っとココロが緩んだりあったかくなったり。

波津彬子さんの「灰色の貴婦人」は、たぶん
ロシアンブルーちゃんの美しく思慮深いレディのお話。
凛とした彼女にぴったりの静謐とした空気と
不思議に包まれた美しいお話でうっとり。

岩舘真理子さんの「夕暮バス」は少しパラレルな世界。
夏野原前、秋公園前、冬の日溜り前。
そして春の夕暮れ。不思議で少し切なくて、
でもあったかくて優しいお話でよかったなぁ～[＾-＾]

コミックスを持っている「港町猫町」からも
静かに優しい愛情が降り積もるようなルーディのお話。
博士の愛した数式のような穏やかな愛情を
ゆっくりと噛みしめながら。

他にも楽しい猫妖怪ちゃんや、読んでみたかった
「猫mix幻奇譚とらじ」からのお話もあって大大大満足!
やっぱり猫の丸みは優しさでできてるんだろうなぁ♡

[山本 あやさん · 2013/07/13]

[♥óܫò]∠♡九月猫さん

九月猫さん、こんにちはー♡

とらじ!九月猫さんのレビューを読んでから
見てみたいっ!って思ってたから、思いがけず読めて
うれしかったですーーー[*´▽｀*]
短編として1話だけだからとらじの旅の全容は
まったく分からなかったけど、すごくかわいくて
ますますコミックス読みたくなりました～♡

波津彬子さんっ。すっっごくステキですねー。
静かで幻想的で少し切なくて、ほんと美しかったです～。
コミックスを調べて一気にウィッシュリストに
入れたんですが、「猫のファンタジー」は見逃してましたっ。
絶版なんですねー[´iωi`]
でもでもぜひぜひ入手して読んでみますーっ♡
猫アンソロジーすっごくうれしいけど、必ず落涙してしまうお話が
あるのがツライっっ。悲しいお話一切なし!の
鉄のルールでぜひ猫アンソロジーを作ってほしいですね。
ほんと切実に[´ﾛ`]屮[笑]

[九月猫さん · 2013/07/13]

あやさん、こちらでもこんにちはー☆

とらじ、かわいいでしょ～(*￣∇￣*)
パイ・ヤンが最初もうすんごいガンコモノで、
猫のことをちっともわかってなくて、
「んもーーっ！！」って思っちゃうんですけれど、
知らないゆえにいちいち驚くリアクションとか
だんだんおもしろい人になっていくんですよー。
相変わらずガンコだし、猫のこともまだまだ……なのですけれど。

季刊誌連載なので、一年に一冊という刊行ペースに
もだもだしちゃいますけれど、おススメです♪

波津彬子さん、イギリスものも美しいですが、
「和もの」がまた素敵なんです～！絵もお話も美しいです！

＞悲しいお話一切なし!の鉄のルールでぜひ猫アンソロジー
わあああ！わたしもその案に一票！！
ホントに心から希望ですっ！

[山本 あやさん · 2013/07/19]

[♥óܫò]∠♡九月猫さん

九月猫さん、こんにちはー♡

とらじかわいかったです～!
全然知らない生命体としてから猫とパイ・ヤンの
関係が築かれていくんですねー。
じれったさも楽しそう!!

波津彬子さん、もうすっかり魅力に取り込まれました♡
独特のうっとりするように空気感もステキだし
猫ちゃんが出てくるお話多いですねー♪
ぜひぜひこれから掘り下げて読んでみます!

幸せな幸せな猫たちのアンソロジー
ほんと出版してほしいですねー♡

[PYON*さんの感想 · 2014年8月17日]

いろんな作家さんが猫について書いている。

灰色のレディ 好きだなぁ。
ルーディのキスも切ないけどよかった。
鈴ちゃんの猫もおもしろかったから
他のも読んでみようかな。

とらじは前に読んでいたから
懐かしかった。

[suzurikoさんの感想 · 2013年7月6日]

漫画家１４人の方の猫漫画たち。

猫まみれで嬉しかった♪
でも続き物の一遍を入れてる漫画もあってそれは前後がわからなすぎてよくわかんなかったなー。

著者プロフィール

（はつ・あきこ）1959年、石川県生まれ、在住。81年、「波の挽歌」でデビュー。著書に『雨柳堂夢咄』『幻想綺帖』『女神さまと私』『レディ シノワズリ』『ふるぎぬや紋様帳』『お嬢様のお気に入り』、「うるわしの英国」シリーズ、「波津彬子選集」シリーズ（『鏡花夢幻』『牡丹灯籠』『燕雀庵夜咄』『秋霖の忌』）など多数。画業40周年を越えてなお、少女漫画界の第一線にて作品を発表し続けている。

「2021年 『幻妖能楽集』 で使われていた紹介文から引用しています。」