MW (1) (小学館文庫 てA 4)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920041

感想・レビュー・書評

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  •  美知夫という存在がエロい! エロすぎる! もう男も女もたぶらかす魔性の男! 久しぶりにすげぇどぎつい魅力的なキャラクターに会えたと思いました。美知夫には確固とした悪の美学があるところが素晴らしいです。なんというか軸がぶれないというか、中途半端な人間臭さなんかしゃらくせぇよ、死ね! みたいなノリがあるのが素敵(実際こんなコミカルじゃないです)それでも最後は鬼の目にも涙じゃないですけど、泣いてたところにはキュンときたのですが、たぶんあれが美知夫にとって最後の涙になるんでしょうな。それで、これからも男も女も謀殺していって、どんどんとのし上がっていって、最後は凄惨な死に方をするのを希望します。なんというかそれが美知夫には相応しいような気がする。
     この漫画、がっつり同性愛なのですが、この要素がなかったら、あの二人の微妙な関係も描けてなかったと思います。

  • 結城の魅力にどっぷり浸かってください。

    全2巻。

    (10.10月ごろ)

  • 怖くて、面白い。何度読んでもラストにぞっとする。

  • (1)(2)で完結。物語は続くが、。花村萬月のあとがきエッセイにあったが、まさに善悪、男女…の「二元論の罠を逃れて」。人類を滅亡させる力を持ちえた人間、その危うさ。手塚治虫の我々への警告や、政治・社会への思想も1コマ1コマに表れている。

  • 100805(m 100913)

  • 映画化されたというので知ってはいたのだが、玉木ファンの方にこれの話を聞く機会があったので、実際に読んでみた。自分の中では、同時に買った「奇子」とある意味類似したジャンルかもしれない、と思う。

  • 映画化と知って、原作を先に。
    残虐!極悪非道!止められない愛情!
    濃いなあ、アダルト。でも手塚作品はこういうほうが好き。
    なよっちいBLなんかより、全然ぐろくて美しいと思うんだ。

  • 大人のための手塚治虫作品です。同性愛、両性愛に対する違和感が強い方は、あまりこの作品を楽しめないかもしれません。
     
    購入したものは2008年版(第22刷)でしたが、こちらには花村萬月氏の「エッセイ」がありました。紹介されていた解釈は、本作品について一般的にいわれているものしれませんが、それらを読まず本作品に触れた自分には目から鱗でした。

  • 手塚治虫の作品の中で初めて読んだ作品。映画で話題になり、存在を知って読む。

  • 文庫版・全2巻。重たいテーマ…面白かったけど、もうちょっと掘り下げて描いてほしかったかも…

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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