- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091920577
作品紹介・あらすじ
動乱の江戸末期、来たるべき近代国家への苦悩と希望を描いた巨編!!
▼第1話/テロリストの夜▼第2話/永沢村異問▼第3話/農兵節▼第4話/浪士組結成▼第5話/恩師江戸入り▼第6話/宝珠を切る▼第7話/天網恢恢▼第8話/真忠組 ●登場人物/伊武谷万次郎(府中藩士で、歩兵組の統率にあたる。剣の才能に恵まれている)、手塚良仙(=良庵。父・良仙の死後、3代目良仙を名乗り、軍医になる。女好きだが、腕は確か) ●あらすじ/良仙の恩師である緒方洪庵が亡くなった。洪庵の亡きがらを前に、良仙は、軍医の道を歩むことを決めた。そしてこの時の決意が、後の彼の運命を変ることになろうとは、この時の良仙には予想できはしなかった。一方、留学から帰国した諭吉は、自身の塾を作る決意をしていた(第7話)。▼過去、万次郎の父・千三郎を闇討ちし、結果的に死に追いやった楠音次郎が、尊皇攘夷の名目で誠忠組を結成、上総の村の略奪行為をしていた。万次郎は、歩兵組を使い、誠忠組征伐を命ぜられる。だが誠忠組は農民が大半で、同じく農民で結成されている歩兵組は、自分たちと同じ農民は殺せないと出陣を渋った。その日の夜、良仙が万次郎の元を訪れた。驚く万次郎に対し、良仙は屯所付きの軍医になったと答えた。そしていよいよ出陣の日が来た(第8話)。 ●本巻の特徴/第7巻では、良仙は軍医になる決意をする。また、歩兵組の統率にあたった万次郎は、統率力を発揮していくのであった。 ●その他の登場キャラクター/楠音次郎(第8話)、平助(第1~3話)、綾(第8話)、万次郎の母(第1、2、4話)、福沢諭吉(第7話)、勝海舟(第2、4話)、良庵の妻・おつね(第1、3話)、おせき(第3、5話)、山岡鉄太郎(第3、4話)、お品(第5、7話)、お紺(第5、6、7話)、目明かし伝吉(第8話)、丑久保陶兵衛(第5、7話)
感想・レビュー・書評
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万二郎の統率力のすごさ。誰しも強い者に憧れ、付いていきたいと思うもの。良仙の決意。
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7
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2012年1月25日読了
伊武谷は勝海舟に命じられ、農民の軍事訓練をすることになります。そして新選組の前身となる浪士隊の結成を目撃。伊武谷にずっと連れ添ってきた平助は武士になりたいと浪士隊に入隊するのでした。
良庵も緒方洪庵の勧めにより、軍医になります。
物語も最後が近くなり、いろんな人の行く末に決着が着いています。伊武谷をずっと恨んでいた陶兵衛も最期を迎えます。傍らに落ちたでんでん太鼓が切ないです。 -
1981年から5年半に渡って連載された歴史長編。幕末好きの僕にとってはそれだけでも愛すべき作品なのですが、見事すぎる物語の巧みな構成と登場人物それぞれの魅力(義理に生きる伊武谷万次郎と人情に生きる手塚良庵の対比をはじめとして)を通して、最も好きな手塚治虫作品のひとつです。
終盤、おせきさんに最期の別れを告げに行ったあとの万次郎の無言の2ページがいかに雄弁に万次郎の心境を物語っているか。これからも、この作品を読み返すたびに手塚治虫の偉大さを思うことでしょう。 -
これは随分前に買ったもんだけどオススメなので