サンクチュアリ (5) (小学館文庫 いF 5)

著者 : 史村翔

• 小学館 (2002年8月10日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／盃事▼第2話／四分六▼第3話／戦略▼第4話／再編成▼第5話／覚醒▼第6話／再生▼第7話／魔手▼第8話／意地▼第9話／襲撃▼第10話／老い▼第11話／偶像▼第12話／力には力▼第13話／ノド元▼第14話／神輿（ミコシ）●主な登場人物／北条彰（「相楽連合」二代目総長）、浅見千秋（衆議院議員。北条と固い信頼関係を持つ親友）、石原杏子（六本木警察署副署長。27歳）、渡海（元「相楽連合」傘下の組長。武闘派で女好き）、伊佐岡紀元（与党・民自党の幹事長。政界のドン）●あらすじ／ついに明かされた「立風会」の基本構想、それは“憲法九条の改正”だった!! マスコミが騒然とする中、浅見はテレビの緊急特番に出演する。討論相手の野党議員が、これは世界平和を無視する暴挙と詰め寄るのに対し、浅見は「どうして軍事化になると決めつけるのか」と切り返す（第4話）。●本巻の特徴／ヒットマンの狙撃を受け、瀕死の床に伏す北条。だが、彼が描いた極道“再編成”のうねりは、なおも男たちを揺り動かす。日本極道の頂点「神戸山王会」との攻防の行方は…!? 一方の浅見は、同志の若手議員を率い、政策集団「立風会」を旗上げする。腐敗しきった民自党体制を打破し、新しい日本を築くため、政界のドン・伊佐岡幹事長との全面対決に挑む!!●その他の登場人物／青木（ブルーワールド会長。20代の青年実業家）、仙石・吉川（新人議員。浅見と行動を共にする）、狩谷（民自党代議士。団塊の世代が集まる超党派組織「70年会」のリーダー）、原口（民自党伊佐岡派の議員。常に最大派閥に身を置く策士）、宮村（関東三強の一角「武山連合」を率いる。北条と同盟を結ぶ）、中城（沖縄を束ねるヤクザの頭）、田代（北彰会二代目会長。北条を慕っている）、尾崎（六本木署刑事。石原の部下）、大西（渡海の旧友のヤクザ）、緒方（“神戸三万人”を率いる「山王会」三代目）、伊吹（「山王会」No.2）、岩田（「小倉岩田組」総長。九州極道組織の頭）、黄志陽（香港の裏組織の構成員。切れ者のヒットマン）