原色恋愛図鑑 (小学館文庫 まB 1)

著者 : 松苗あけみ

• 小学館 (2002年11月15日発売)

作品紹介・あらすじ

▼第1話／幼馴染な鶴と亀▼第2話／狸が狐を愛する時▼第3話／鯉と金魚が滝壺で▼第4話／馬の耳に愛の念仏▼第5話／豚に、真珠と男の愛を▼第6話／夏の終わりの蝉時雨▼第7話／二匹目のドジョウに赤い糸▼第8話／猿山の天辺に美意識が▼第9話／薄羽蜻蛉に幸せの歌を▼第10話／二兎追う奴ほど哀しい狩人▼第11話／浮気な雌猫の完全なる結婚●あらすじ／私は27歳のOL。色気充分、仕事もデキて、料理、洗濯なんでも男に尽くします！ そんな完璧な私なのに、ゼンゼン恋が成就しないのはナゼ…？ 「それはきみの性格が悪いから」――と、幼馴染みのオレは答える。私たち、高校でやっと離ればなれになったのに、ばったり出会って、1回だけデートして、また別れて、大学のコンパでまたハチ合わせして……で、ようするに腐れ縁。さて、その行く末は…？（第1話）●本巻の特徴／19歳・短大生のあたしの彼氏は、24歳のエリート社会人。すっごくオトナで優しくて、こんな子供っぽいあたしのこと大事に扱ってくれるの。だけど、ナゼかあたしは経験ずみで、彼は童貞で…（第2話）。等々、オトコとオンナのジタバタぶりをコミカルに描いた短編集。88～91年「ビッグコミック・スピリッツ」に不定期連載され、その後TVドラマ化された話題作を文庫化！