ヨシボーの犯罪 (小学館叢書 つげ義春作品集 2)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091970725

感想・レビュー・書評

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  • 何とも奇妙な味のある作品だ。一種エッセイ的な、山がなく、周囲の風景を描いたような作品もちょくちょくある。とはいえ蟻地獄、ある一夜などのストーリー物の方が好きだ。最後の切って落としたような余韻がいい。

  • ねじ式のイメージしか持たないで読むとまったく画風の異なる作品があってびっくり。「女忍」なんて白土三平じゃん。いきなりカムイ外伝でも始まったのかと驚きましたよ。「蟻地獄」や「ある無名作家」の絶望的なラストが怖い。「ある無名作家」は知人の家庭はともかく、語り手の家庭は平穏で貧しいながら幸せを掴んでいるのに、急激に虚しさを抱いてしまう……。生きてるって侘しいと思う。どれも前向きな気持ちになれない作品なんですけどね。でも読みたくなるんですよ。

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著者プロフィール

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年生まれ。漫画家。

「2024年 『つげ義春が語る 旅と隠遁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

つげ義春の作品

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