- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092701229
作品紹介・あらすじ
「あさが来た」のヒロイン、まんがで登場!
2015年9月にスタートした連続テレビ小説「あさが来た」(NHK)は、平均視聴率23.5%という国民的ドラマとなりました。そのヒロインのモデル・広岡浅子が本作の主人公です。
幕末に京都の豪商・三井家に生まれ、幼少期はおてんばで読書好きだったという浅子。大阪の豪商・加島屋に嫁いだ彼女は、加島屋のために、新しい日本のために、走り回ります。
九州・筑豊での炭鉱事業、銀行の設立、大同生命保険の創業、日本初の女子大学校設立への尽力……まだまだ男性が中心だった社会で、どんな苦難にあっても決してあきらめず、さまざまなビジネスに挑戦し続けた彼女の座右の銘は「九転十起」でした。
実業界引退後は、女子のための勉強会を主催、「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子や、女性運動家・市川房枝らが参加しました。
浅子が創業に尽力した大同生命保険は、2017年に創業115周年を迎えます。広岡浅子が生命保険事業に託した「社会の救済」と「人々の生活の安定」という想いは、今もなお同社に受け継がれています。
学習まんがの偉人伝に、新たなヒロインの誕生です。
【編集担当からのおすすめ情報】
連続テレビ小説「あさが来た」(NHK)で、女優・波瑠さんが演じた「白岡あさ」のモデルこそが、広岡浅子です。浅子が成し遂げた事業と関わりの深い、大同生命保険や日本女子大などのご協力により、また、「あさが来た」の時代考証を務められた原口泉先生のご監修により、広岡浅子の「決定版」とも言える学習まんがが生まれました。一人の女性の物語としても、明治維新から近代日本の学習教材としても、読みごたえのある一冊です。、
感想・レビュー・書評
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もっと広岡浅子さんに関する本を
読んでみたくなった。
素晴らしい行動力だと思う。
見習いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治時代の実業家である広岡浅子の伝記マンガ。
「朝が来た」のモデルでもある。
現在の大同生命の創立者。 -
広岡浅子さん あさが来た 主役
人が七回転んで八回起き上がるというのなら、
うちの場合は九回転んで十回起き上がったようなものです…九転十起ウチはこれからもその思いで頑張ります
小異を捨てて大同につく
大同には無限に包み込む力という意味もある
九度転んでも十度起き上がれば、前の九度の転倒は消滅して、最後の勝利を得るものである。 -
NHK朝の連続テレビ小説に取り上げられた人物だそうです。この本を読んで初めて知りましたが、当時の日本で女性が活躍するというのは、今の我々が想像を絶する困難さがあったと思います。
ご本人が九転十起と言っているそうですが、その言葉のとおり、不屈の意志で数々の事業を成功させた、何とも偉大な実業家です。 -
2017/6/21読了
「あさが来た」のモデル
より当人広岡浅子の生涯
ドラマで見ていたその通りでした。
やっぱり女が家庭を守り、それ以外は必要ないという
時代において、ここまで動けるというのは立派なことです。
もとい、女性進出のかなめのような人
(平塚らいてうさんのような運動家ではなく、行動(仕事、事業展開)として行う)
なのに、ドラマがヒットするまで知名度が低かったのはなぜだろう。
また激動の時代の中で、先を見越しつつ
実業家としても活動し続けた偉人として
ドラマが起点にしろ、彼女の生き方から学ぶことは多い。
(作中でも「あさが来た」に言及してあったけど
新次郎はんの絵がとても似ていました)