- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092903036
作品紹介・あらすじ
半バンパイアとなり家族や親友と別れ、「シルク・ド・フリーク」の一員として毎日を送っていたダレン少年。そんなある日、クレプスリーが再び旅に出ると言う。親友の蛇少年エブラとともに「シルク・ド・フリーク」を離れはるか遠くの都会へ。ダレンはそこで出会った同じ年頃の少女デビーに恋心を抱くが、世にも恐ろしい殺人事件に巻き込まれることに。人気シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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勢い余って3巻も引っ張り出してきてしまった。やっぱり物語のテンポがよくて、するする読めてしまう。残念な記憶力のおかげで、ガブナーのこともバンパニーズのことも、読みすすめて再会するまでさっぱり忘れていた。
この巻……ダレンの友達としての、エブラを深く好きになった巻だった。過去の私の記憶にシンクロして、今の私ももれなくエブラに好感を抱いている。ダレンはまだまだ少年で、若くて甘くて突っ走り気味な部分があるけれど、ラストの作戦はゾクゾクさせられた。なかなか度胸あるよなあ、ダレンって。そしてクレプスリーは本当に真摯にダレンと向き合っている。大人として、すごく懐が深いよなあ……。
時間を重ねて、ダレンとクレプスリーが結構良いコンビになってきた。次はまたバンパイアの世界に踏み込むのか、と薄っすら忘れてしまった先の展開に新鮮なワクワク感を抱いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「善悪というものは、見方によって変わるんだ」。
子供の頃はフーン?と読み流していた言葉だけれど、今読み直してみると良い事言うなぁ、と思える。
バンパニーズが"悪者"ではない、はなかなか理解しづらいよね。「人間にとって有害」=「悪者」の思考回路を崩すのは難しいことだ。 -
シリーズの中ではバンパイア世界に踏み込んだ作品
4-6に比べるとバンパニーズ1体に対する話なので、そこまで…ってのが正直な感想です -
海外のクリスマスはすごく華やかだな〜なんて思いながら読みました。何度読んでも世界観が凄すぎ!
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933-S-3
人気作家コーナー -
探偵ごっこの答え合わせは。
何一つ情報を教えて貰えない状況で、誤解してしまう様なニュースが流れたら不安になるのも無理は無いな。
作戦を知らぬまま残された相方は、きっと怒る前に不安でいっぱいだろう。
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12月12日という、クリスマス前のシーズンに読むことが出来たので、時期的にもピッタリな作品でした。
今回はダレンにとって初めてのガールフレンドであるデビーという少女に出会うお話なので、一、二巻を経験して来た人ならもうそれだけで嫌な予感がするんじゃないかと。実際どうなるかは是非読んでみてほしい。
その他、今後の物語に大きく影響する存在の序章的な位置付けでもあり、益々先が楽しみになります。
次の巻、或いはさらにその次では(私の記憶が正しければ)バンパイアの世界でダレンが様々な試練に挑む事になる、結構印象に残っているお話なので楽しみ。 -
相変わらずエブラが良い子。クレプスリーは悪い奴じゃない、と自分で気づいて言いきれるダレンも賢くて良い子。デビーはなんかちょっと受け付けがたいんだけどまた出てくるのかな…なんか…心根は良い子なのに謎の雌猫感がちぐはぐしてる気がする…