日本の誕生―旧石器(岩宿)・縄文(紋)・弥生時代 (小学館版 学習まんが―少年少女日本の歴史)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092981010

作品紹介・あらすじ

「日本の歴史」学習まんがの決定版!

第1巻 日本の誕生(旧石器・縄文・弥生時代)

この巻では、旧石器時代からヒミコがおさめたヤマタイ国の時代までを描いています。
集団でマンモスなどの大型動物を狩りながらくらしていた旧石器時代。
土器を作り、ムラ単位で定住を始めた縄文時代。
ムラ同士が争いを始めた弥生時代の様子。
謎に包まれた女王・ヒミコが治めたヤマタイ国。
等々、日本のあけぼの時代をわかりやすく描きます。
また、三内丸山遺跡、吉野ヶ里遺跡などの構造や、石器や土器の作り方も紹介。歴史が身近に感じられます。



【編集担当からのおすすめ情報】
30年以上にわたるベストセラーです。2015年現在、累計発行数は1800万部。あの「ビリギャル」もこのシリーズで日本史を学びました。全23巻をセットで読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画で旧石器(岩宿)時代、縄文(紋)時代、弥生時代を描いたシリーズ1作目です。
    地面を掘って化石や遺跡に基づいた研究です。卑弥呼の記述が書かれた魏志倭人伝は、今から1700年前に書かれた中国の歴史書「三国志」のうち「魏書(ぎしょ)」の「東夷伝(とういでん)」倭人の条。この時代は、日本には文章が残っていなかったと思われます。

    第一章「マンモスの狩りうど」
    旧石器(岩宿)時代
    いまから200万年以前 → 日本列島の骨格が出来あがる。
    地球は200万年ほど前から氷河期に入った。寒さがゆるむと陸地をおおっていた氷河がとけ、海面があがる、寒さが厳しくなると、氷河が増えて海面が下がる。これにより、15万年前は、日本列島は大陸と地つづきであった。2万年前は、北海道とシベリヤが地つづきで、本州、四国と九州がひと固まりの島になっていた。
    30万年前 → ナウマンゾウが日本に移動してくる。
    5万年前 → マンモスが日本に移動してくる。
    港川人・浜北人などがあらわれる。
    【北海道で、旧石器人がマンモスを狩る】
    1万3千年前 → 長野県の野尻湖なとではナウマンゾウ狩りがおこなわれる。
    2万年前 → この頃、いまの日本列島が出来上がる。
    マンモスは、北海道では5万年前ごろから1万3千年前ごろまでいたらしいが、本州ではまだ化石は見つかっていない。1954年に、北海道襟裳岬でマンモスの臼歯(ぎゅうし)の化石が発見された。

    第二章「海と山のめぐみ」
    縄文(紋)時代
    人々は海の幸、山の幸のめぐみを受けながら、野山では木の実をとったり、シカやイノシシなどの獣を捕ったりして暮らしをたてていた。一方、川や湖や浜辺では貝をとり、魚をとっていた。そして村どうしの交流もあった。
    1万2千年前 → 【最古の縄文(紋)土器】が作られる。
    6000年前 → 貝塚が出来る。竪穴住居に住む。→真脇遺跡など
    5500年前 → 現在とほぼ同じ植物が、日本列島をおおう。
    6000年~ → このころ鳥浜の縄文(紋)ムラが栄える。
    3000年前 → 中部地方の山岳地帯に文化が栄える→井戸尻遺跡など
    5000年~ → 三内丸山遺跡などの集落が栄える。
    2400年前 → 【この頃より、農耕生活が始まる】
    2800年~ → 朝鮮半島から【稲作】が伝わり、弥生時代が始まる。
    【弥生土器】が作られる。

    第三章「戦いのムラ」
    弥生時代中期
    吉野ヶ里遺跡は、内と外に二重の壕(水のない深い空堀)をめぐらし、高い見張りの櫓をつくり要塞のような守りをしているが。これは最初からこのような作りではなかった。豊かな村であったために、他の村から攻められてしだいに厳重な造りになったと考えられる。吉野ヶ里遺跡からは、何千という普通の人の「かめ棺(死体はかめ棺に入れて埋葬された)」が発見された。その中にはたくさんの矢を受けた者や、首のない人骨もあった。
    大陸から【青銅器や鉄器・ガラス・布】が伝えられ、日本でも作りはじめる。
    専門技術者が生まれ、身分の上下が生じ始める。
    紀元前1世紀 → このころ【吉野ヶ里】に墳丘墓がつくられる。
    小国家ができ、支配する人、される人に分かれる。
    紀元1世紀 → この頃、西日本は「100余国」に分かれていたという。
    57年 → 【倭奴(わのなの)国王が後漢の光武帝に使いをおくって金印をさずかる】
    107年 → 倭の国王、使いを中国皇帝におくる。

    第四章「女王 ヒミコ」
    この頃の日本は、中国や朝鮮半島の人々から倭と呼ばれていた。この章は、魏志倭人伝を参考にして書かれている。邪馬台国の所在地については、九州説と畿内説などのたくさんの説がある。
    170年~ → このころ倭国はみだれ、【卑弥呼(ひみこ)】をたてて「王」とする。
    239年 → 卑弥呼が中国の魏に使いを送り、【親魏倭王】の名を許される。
    3世紀中頃 → 卑弥呼が死に、しばらくして壱与(いよ)が女王となる。
    この頃から大きな古墳が作られ始まる。

    資料編
    日本地図で各遺跡や、出土品の場所と記述などがある。

    【読後】
    地球の寒暖で水位が変わり、大昔、大陸と日本が地つづきのときに大陸からマンモスなどの動物が移動してきます。豊かになると人は、身分の上下が生じる。そして争いが起こり、戦争が起きます。弥生時代には、小国家が出来て、支配する人、される人に分かれます。弥生時代から戦争をしていたのかと思うとガッカリします。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    日本の誕生 ― 旧石器(岩宿)・縄文(紋)・弥生時代
    小学館版 学習まんが ― 少年少女日本の歴史シリーズの1作目
    1998.02発行。字の大きさは…中。2022.09.26~27読了。★★★★☆
    マンモスの狩りうど、海と山のめぐみ、戦いのムラ、女王 ヒミコ、の四章。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    • pさん
      こんにちは

      私も図書館で借りようと思いました。
      私、歴史苦手だったんですよね…
      今さら本で勉強は難しいのでマンガでならできるかな?
      こんにちは

      私も図書館で借りようと思いました。
      私、歴史苦手だったんですよね…
      今さら本で勉強は難しいのでマンガでならできるかな?
      2022/10/06
    • やまさん
      pさん♪こんにちは(^-^)

      私は、ブク友のTAKAHIROさんの本棚で見てこれはいいと思って。見て、読んでいます。そして最後に「おう...
      pさん♪こんにちは(^-^)

      私は、ブク友のTAKAHIROさんの本棚で見てこれはいいと思って。見て、読んでいます。そして最後に「おうちの方へ」といって2ページで子供への読みきかせ方を書いて有ります。なかなか親切な本です。
      感想を楽しみにしています。
      2022/10/06
    • pさん
      やまさん、こんにちは

      近所の図書館であるか調べたら、1980年のものがありました。

      おうちの方へって、親切ですね。
      やまさん、こんにちは

      近所の図書館であるか調べたら、1980年のものがありました。

      おうちの方へって、親切ですね。
      2022/10/06
  • 教養を身につけるため、学び直しのため敢えての少年少女向けの歴史コミックを再読。再読と言っても35年ぶりぐらいかな(笑
    小学生の頃に夢中になって、むさぼるように読んだ記憶がある。

    ともあれ。この際、声を大にして言いたい!
    マンガは最強のメディアだ!
    しかも専門書の研究にも匹敵する学びに通じ、時間対情報摂取量がとても高い。記憶の定着も一般書籍の比ではないと感じる。

    旧弥生時代後期、卑弥呼死去後に男王たつもまとまらず13歳少女イヨをたてるなどを学ぶ。
    女性が活躍する時代は遠い昔、日本にあったんだな〜。

    • なおなおさん
      TAKAHIROさん、はじめまして。
      フォローといいねをありがとうございます。

      TAKAHIROさんもこの歴史学習マンガを小学生の頃から読...
      TAKAHIROさん、はじめまして。
      フォローといいねをありがとうございます。

      TAKAHIROさんもこの歴史学習マンガを小学生の頃から読んでいた、そして学び直しのために再読されているとのこと。
      仲間でーす(^_^)/
      TAKAHIROさんが以前、ホリエモンの本のレビューに、漫画も良いと言うことを書かれていて、漫画を好む私は励まされた気持ちになりました(本によるのでしょうけど)。
      これからもTAKAHIROさんのレビューを楽しみにしています。
      2022/06/02
  • 歴史をもう1回勉強したい!
    と思い、読み始めました。

    昔っから、旧石器〜弥生は興味持てないのよね。
    人間くささがもっと欲しい!

  • ~24巻セットで購入したので、今後1冊ずつ感想を書こうと思います~

    日本は海に囲まれて自然豊かなので人々と協力しながら豊かに暮らしてたんだな~と。縄文時代までは…。
    弥生時代になり米作りが始まると争いが起こるように…。
    まるで海外ドラマの「ウォーキングデッド」のよう。

    ヤマタイコクがあったのはどちらなのか(畿内説・九州説)いつかわかる日が来るのか!?と考えるとちょっと楽しみ。

    注釈もあってとてもわかりやすいです。


  • 夏休み期間の無料公開で読んだ。絵が少し古い感じはするが、わかりやすく楽しめた。

  • お勧めにあったので読みました。頭に入りやすかったです。

  • 2008年版。マンガは昔ぽい。でもけっこう書いてある。卑弥呼は
    少ないが、マンモス、海、山、村がわかります。

  • 学生時代から歴史は大の苦手だったけど、これは面白く読めた。ありがたいことに全巻無料公開されているので、期間中に全巻読破して日本史の基礎を頭に叩き込む予定。

  • 貧しい組織は謀をめぐらす(参照 第三章 紀元前1世紀ごろ弥生時代中期の物語) COVID-19で今は歴史的な転換点かもという思いがあり,歴史を復習すべく手にとりました.https://kids-km3.shogakukan.co.jp/ で期間限定で無料公開されています.

  • 無料全巻読破チャレンジ。
    この巻の監修は佐原真先生なのだ

  • 大変ざっくりだが、漫画なのでサクサク読める
    いったん日本の歴史をざっと知るのに良い
    コロナ対応で無料で今全巻読める

    https://kids-km3.shogakukan.co.jp/books/nichireki01?page=3

  • 小さい頃から全巻家にありました。
    でも…、読んだのは1巻だけ。。
    1巻は縄文時代だったので、マンモス狩りとか楽しかったんですよね。
    2巻からは政治が主になってくるので、「大人の話だなぁ…」となって、読まなくなってしまいました。

    やっぱり、漫画はイケメンが出てこないと駄目だね(笑)
    山岸凉子先生の日出処の天子とか、小1の私には話の内容はよくわからなかったけど、一応全巻読んでたもの。

    絵のタッチが昭和の少年漫画なのが私には合わなかったのでしょう。

  • げんし時代のことがよくわかりました。
    まんがだったのでおもしろかったです。

  • このシリーズって他の学習マンガと比べて、明らかにクオリティーがぬきんでてます。
    学習マンガとして役に立つとかいうレベルを通り越して、
    漫画史に残る名作だと思います。

  • 参考書やドリルだけでは今一歩ストーリーなく、よくわからなく面白くない。これは歴史の流れがわかり、理解を確かにする。

  • 私を歴史好きにしたきっかけの本。
    小学校に上がる前から読んでた。

  • 3巻〜22巻を読んだ
    以前のバージョン(2021年より前)

    この年齢で、はじめて歴史が面白いと感じ勉強してみようと思い手に取った。まあ奈良時代からでいいかな?と3巻から。
    Amazonレビューでは大学受験まで使える本との事でこれを選んで良かった。色々な発見があり勉強になった。やっぱり日本経済が大きく成長したのも戦争兵器だったのね。
    21巻までは面白かった。

  • な ③20210330、②20210109、①不明
    た ③20210530、②20210323、①不明

  • とりあえず全巻+別巻。

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