日本の古典をよむ(12) 今昔物語集 (日本の古典をよむ 12)

  • 小学館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093621823

作品紹介・あらすじ

原文の魅力をそのままにあらすじと現代語訳付き原文ですらすらよめる新編集。現代語訳と原文でよむ豊穣な説話の宇宙。

感想・レビュー・書評

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  • かねてより読んでみたいと思っていたところ出会い読ませてもらいました。
    どこかで見聞きしたことのあるようなものから芥川龍之介の羅生門のモデルとなったものまで、各章ごとに説話として語られる今は昔スタイルは、大変読みやすく、想像を掻き立てられる内容でした。
     ストーリーがどこまで実話を元にしているかと想像を巡らせながら、当時の各種価値観や宗教観、生活様式などを知れる貴重な作品でした。

  • 仏、僧から天皇に始まり、一般庶民の話まで。シンプルながらおもしろい。数々の文豪が作品にインスピレーションを受けただけあるくらい様々なテーマがある。

  • 軽めの今昔物語の現代語訳を読んだら面白くて、手に取った本。現代語訳がついていて読みやすいです。
    原文はもっとそっけなく、もっと迫力があるかも。
    読んでいて笑っちゃうところも多いんだけど、その笑いは温かみのある笑いじゃなくて、どちらかというとひょえーっていう突っ込み笑いです。

  • 抄本。訳は読みやすいほうかなぁ。
    仏法部はどうして仏教説話オチになるのかさっぱり分かんないものも。
    世俗部はバラエティに富んでて面白い。
    もうちょっといろいろ読みたかったかも。
    本朝部しか収録されてないのが残念。震旦部や天竺部のにもおもしろいのあるのに。

  • 本朝仏法部(聖徳太子、天王寺を建て給うこと;久米仙人、初めて久米寺を造ること;魚が化して法華経と成ること;死後蛇となった娘が法華経により解脱すること;道成寺の僧、法華経を写して蛇を救うこと ほか)
    本朝世俗部(時平大臣、国経大納言の妻を奪うこと;陸奥前司橘則光、人を斬り殺すこと;比叡山の実因僧都の強力のこと;相撲人成村、常世と勝負すること;百済川成と飛騨の工とが挑むこと ほか)

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