日本の古典をよむ(15) 宇治拾遺物語・十訓抄 (日本の古典をよむ 15)
- 小学館 (2007年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093621854
作品紹介・あらすじ
これが古典?雀の恩返しにわらしべ長者。先人の知恵と笑いがたっぷりつまった面白さ抜群の説話集。
感想・レビュー・書評
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安倍清明の話が入ってて好きでした。十訓抄がためになる。
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町田康訳宇治拾遺物語をを読みたくて、その前にオリジナルの方をちゃんと読んでみようということで。
まず、巻頭カラーから途中の説明など、とにかく分かりやすく書かれていてとてもありがたい。読みやすい。(ナンバ走りが気になりすぎる・・。)
面白くて印象に残ったものは、「鼻の長い僧」「瘤とり」「雀の…」「四ノ宮河原地蔵」「仮名歴」「博打打ちの息子」「増賀上人」「穀糞聖」などで、残酷だけど面白くて、これらこそ町田康さんに訳させたら面白いだろうな〜と思って読んでいたら、これらほとんど訳してるとのこと!やった!早く読みたい。
あと、とにかく思ったのはタイトルの付け方について。まるで読書感想文を「◯◯を読んで」という題名にするかのようなひねりのなさというか。それがまた味わい深いものなのかも。 -
6年ほど前に読んだのですが、最近また読みたくなりました。
想定が美しく、古典にしては非常に読みやすく、このシリーズは大好きです。
千年近く昔の日本にもこれほど素晴らしい文学があったのかと感銘をうけました。
うまく書き下せないのが残念ですが、わびさびの精神とはこういったものなのではないかと感じました。
現代語訳であり省略された部分も多いですが、「和」の世界にふれたい方には読んでほしいシリーズです。 -
面白い説話の宝庫『宇治拾遺物語』と、教科書で作品名は習うけれど、現代語訳がほとんどなかった『十訓抄』をお届けします。 誰もが知ってる「こぶとり爺さん」「雀の恩返し」「わらしべ長者」や、芥川龍之介作「鼻」の話が『宇治拾遺物語』に出てくることをご存じですか? 滑稽話はもちろんのこと、奇矯な話、猟奇的な話まで、まさに説話のオンパレード! 『十訓抄』は、人生の機微に満ちた処世訓がつまっていて、昔も今も人というものが変わらないことを、しみじみと教えてくれます。
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