模倣犯 (上)

著者 :
  • 小学館
3.85
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本棚登録 : 6695
感想 : 713
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  • Amazon.co.jp ・本 (721ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093792646

作品紹介・あらすじ

公園のゴミ箱から発見された女性の右腕。それは「人間狩り」という快楽に憑かれた犯人からの宣戦布告だった。直木賞受賞作『理由』以来三年ぶりの現代ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 様々な視点から物語を描くところはドラマを見せられているような臨場感で、それぞれの登場人物にリアルな生活感をしっかり感じられるのはとてもすごい。一連の事件が起きる第一部、その事件を犯人側から書く第二部。長い作品だが、人間の心の内をなぞるような物語に目が離せなくなる。下巻も楽しみ。

  • 大作。スピード感のある展開。ここがこう繋がるのか、という納得感や感動。おもしろ。

  • 最高に面白かったーーーーーーー!!!
    特に第一部!!ハラハラドキドキ手に汗握るサスペンスが最高だった!!

    私は有馬のじーさんが推し。めっちゃカッコいい。

    二部は一部とは全然違って興味が持てなくて少しペース落ちたけど...。それでも続きが気になって一日で上巻は読み切ってしまった。

    宮部みゆき先生作品初めて読んだけど、めちゃくちゃ面白いので他の作品も読んでみたい!

  • 2024.01.21 図書館

  • 殺人と自己顕示欲の話だね。

    殺人の描写はちょいグロ。
    思いのほか早めに犯人が分かったんだけど、これからどうなっちゃうの〜???ってドキドキ!

    人物像を掘り下げて書いてあるし、家族関係もしっかり描写があるから、かなり惹き込まれて面白く読んでる。
    蕎麦屋のカズが実は知能が高いことが伏線になると思ってるけど、どうなるのかな。

    721P ちょうど1ヶ月半で読了。下巻も楽しみ!!

  • 感想記録なし

  •  前半から物語の中心人物は次々と変わってゆく。最初は切断された四肢を発見するところから物語は始めるが、その後はその家族の視点に切り替わってゆく。その後も新たな登場人物が何人も現れてゆき、名前を憶えてゆくのが大変なくらいになってくる。そのうちに今度は殺人事件の犯人の視点にまで変わってゆくあたりが意外な展開だった。ただの殺人ミステリーではない展開になってゆく。読者にはあらゆる視点から見せているが、後半ではさらにどのようになってゆくのかが楽しみな物語。

  • これぞ小説❗️

  • 長かったです。
    2人死んだ、まさか、犯人が?
    いや、犯人らしい。
    からが長かった。
    早送りしながら読んだ。

  • ⚪︎全721p
    ⚪︎社会派ミステリー
    ⚪︎真一、有馬のおじさん、滋子、ヒロミ、警察などなど様々な視点から場面展開をして話が進んでいく

    ⚫︎全体的に不快な気持ちになる場面が多いが、特に犯人目線の章は幼稚で残忍で胸糞悪く、有馬のおじさんに始終肩入れしてしまう
    ⚫︎とにかく早くスッキリしたくて次々読み進めてしまう
    ⚫︎上巻ではひたすらヒロミをぶちのめしたくてしょうがない、てめぇは無能なクソガキだよ!!という気持ちにさせるのが上手い
    ⚫︎ピースの全知全能気取りをぶちのめしてやりたい、おめぇもただのクソガキだよ!!!というヘイトを高めるのが上手い
    ⚫︎フラストレーションを溜めるのが本当に上手くてまんまと寝ずに読み進めてしまう!ムカつくのに読んでしまう!!早くぶちのめさせてくれ!制裁を下す系であってくれ!!という一心である

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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