ひとりずもう

  • 小学館
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本棚登録 : 1569
感想 : 228
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861526

作品紹介・あらすじ

テーマは「青春」。爆笑、そして感動。ももこワールド最新書き下ろしエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • さくらももこさんの青春時代を題材にしたエッセイ。
    しじみさんのレビューで気になり読みました。
    さくらももこ節が効いていて、面白かったですね。
    しじみさん、ありがとうございました。

    さくらももこワールド、
    独特の感性があって…
    能天気で怠け者だったり…
    かなり毒舌家でもあったり…
    妄想全開で物事を考えたり…
    ツッコミの切れ味の鋭さが凄い…
    憎めないかわいい愛されキャラ…。

    アニメちびまる子ちゃんの世界観が
    そのままエッセイに持ち込まれている感じの作品。

    気楽に読める文章や、
    聖子ちゃんトシちゃんなどの昭和アイドルが
    時折飛び出す時代感がなんともゆる〜い
    趣を感じさせてくれる空気感でなんともいえない(笑)

    この作品で、印象深かったところ。
    高校生の時進路に悩み…
    受験しようと模擬テストを受けて書いた
    作文についてのエピソード。

    「エッセイ風のこの文体は、とても高校生の書いたものとは思えない。
    清少納言が現代に来て書いたようだ…!!」

    とまで先生から評価されたことで凄く喜びが溢れ
    それをきっかけに、ふと思いつくー
    ‘’エッセイを漫画で描いてみたらどうだろうか!!‘’
    と。。。
    それまではグータラでくだらないお話で、
    笑わせられていたのにそこから終盤では
    夢に向かって突き進むように
    一気に感動させてくる展開になっていて…
    そうして国民的漫画家さくらももこが誕生した
    となる。。。

    昭和40年生まれ。
    53歳で、もうかなり前に逝去されてしまったさくらももこさん…。
    最後には読者に向けて、夢についてや人生についての醍醐味などの励ましの文章などが「あとがき」「付録のこと」で書かれていて…ちょっと泣かされそうになってしまった…
    さくらももこさんの飾らない人柄が好きだなぁと
    改めて感じた作品でした…

    • つくねさん
      チーニャさん、メリークリスマス♪

      ちびまる子ちゃんいいですよね。
      あの昭和感がたまらなくって
      ずーと小学生のままの時間から動きだし...
      チーニャさん、メリークリスマス♪

      ちびまる子ちゃんいいですよね。
      あの昭和感がたまらなくって
      ずーと小学生のままの時間から動きだして
      自虐ネタ多かったのに
      国民的漫画家になっちゃうとかすごいですね。

      2023/12/24
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      しじみさ〜ん、
      ☆Merry Xmas•*¨*•.¸¸☆

      ねぇ、凄いですよね〰️☆
      今日も日曜日で、テレビ放送してましたよね… (*^^*...
      しじみさ〜ん、
      ☆Merry Xmas•*¨*•.¸¸☆

      ねぇ、凄いですよね〰️☆
      今日も日曜日で、テレビ放送してましたよね… (*^^*)ᴠ
      しじみさん、ありがとうございました☆☆
      2023/12/24
  • ちょいとオヤツ代わりに読みましたけど流石に多才だった著者のエッセイ集♪
    初めてのエッセイ本なのでか路線から外れないように意識して力を入れている感じな作品でした。もう亡くなられて4年半近くになるのですねえ!
    ちびまるこちゃん、毎日曜日の夕方いまだに放映中なのが素晴らしいことだと思います♪

  • 静岡の八百屋の娘が努力の末に漫画家デビューするまでの話 もともとこの人の文章が好きなのも大きいが、あとがきまで読むと哲学書のようでとても影響力がある

  • さくらももこさんの青春時代から漫画家を目指すまでを描かれたエッセイです。
    初期の作品では身内の事が面白おかしく書かれていましたが、この作品は学生時代に誰もが抱くであろう悩みや体験が作者視点で描写されています。
    作中で異性に片思いした時の話がありますが、その中で作者が異性の設定について色々と考えている場面があります。その考えている内容が結構具体的かつ様々な発想となっており、エッセイだけでなく漫画にもその発想が活かされていたのかなと思いました。
    また、漫画の作品がなぜあのタッチやテイストになったのかが分かる話もあります。この時の体験がなければ、今のさくらももこさんの画風は生まれていなかったのだろうなと思う内容です。

    あとがきには人生に迷ったり躓いたときに試してみる事が書かれています。
    少し悩んでいる時、笑って前向きになりたい時に読んでみてはいかがでしょうか。

  • さくらももこさんの小学校高学年~デビューまでの青春時代のエッセイ。
    学生時代の話は分かる分かるって頷いたり共感したり、デビュー時の話はなるほど!ちょっとメモしておこうと思った文章もあったりで楽しく前向きになれる本です。
    デビュー時の話は自分が迷ったときにまた読みたいと思います!

  • 漫画家さくらももこのエッセイ。中学校から漫画家デビューまでの青春時代を描きあげる。

    さくらももこのエッセイはすぐに読めるから好き。おもしろいし。
    夢に向かって焦りつつも着実にチャレンジしていく姿はかっこいい。
    自分の夢と、現実の自分を冷静に判断し、無理そうだったら微調整をしてまた努力をすればいいという言葉になるほどーと思った。
    私もまだ間に合うかな…
    まずは夢を見つけることだが;;

  • さくらももこさんの青春時代、小学校〜高校生を中心としたデビューするまでの話。今まで読んできたエッセイ本の中で一番身近に感じられて、文書も面白かった。

  • 性を意識し始める思春期から漫画家デビューまでの日々。
    基本的に他力本願でぐうたらスタイルを崩さないさくらももこ氏が、夢に向かい始めたときの姿勢、前につんのめるような姿勢に感動した。

    エッセイ漫画を描けばいいという方向転換がさくらももこ氏のエポックメイキングだったんだな。文章で書くエッセイもその後大成功してるわけだし。
    エッセイで書かれた数年後にはアニメも始まり、国民的アンセム『おどるポンポコリン』の作詞もするわけだから、すごいとしかいいようがない。とてつもないセンスを持った八百屋のぐうたら娘が主人公の映画を観たような気分。最高に気持ちのいい映画だった。

  • 前半はいきなり性に関してだったので狼狽えたが、そこからどんどん思春期のさくらももこちゃんにのお話にのめり込んでいった。
    「不安な日々」や「男子への嫌悪感」は、自身の小中学生の頃を思い出すような懐かしさもあった。それにしても、ももこの抱く男子のイメージが意外に酷くて笑ってしまった。
    「女子校」「オシャレ」では、女子校に通う当時の女子高生というのが新鮮で面白かった。友達と喋ったり遊びに行くというのはいつの時代も変わらない。松田聖子や中森明菜などのアイドルが憧れなのも時代を感じて良かった。
    「理想の好青年」「片思い」等では、ももこの初恋が純粋で結ばれればいいなと願っていた。何もせず、しかもまさかあんな方法で自分から好きでなくなるのは斬新で笑ってしまった。
    後半の話は、だんだん漫画家になる夢に向かっていくところが興味深かった。初めて雑誌に入賞した時やデビューのことは他の本にも少し書かれていたが、ドキドキしながら読んだ。

    最も笑ったところは、どの話かは忘れたが、ゴキブリ関連だ。
    ももこがゴキブリから逃げ惑って姉がこんにゃくの入れ物に足をぶつけたり、母がゴキブリだと思って飼っていたカブトムシを殺したら姉は「よくもあたしの雑誌で叩いたな」と言ってヒロシは水浸しなど、カオスすぎて面白かった。

  • 久しぶりに読み直した。
    面白すぎて、全ての話で笑った。
    ユーモアが溢れているし、時代が少し前なこともあり興味深さもあった。
    特に女性におすすめしたい。
    そしてラストは感動した。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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