東と西 1

  • 小学館
2.89
  • (1)
  • (11)
  • (19)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 168
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862554

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2017.09.01読了。
    今年12冊目。

    あまり評価が高くないようだけどなかなかおもしろかった。

    西加奈子さん以外の作家さんたちは初めて読む方ばかり。
    と思ったらいしいしんじさんのトリツカレ男読んでた笑

    いしいしんじさんのTはつかみどころがなさすぎて読むのに苦労したし、もう一回じっくり読み返さないと理解できないw
    トリツカレ男はもう少し読みやすかったなぁと。


    栗田有起さんの極楽、池田進吾さんの赤、青、王子は不思議な非現実的な話。
    極楽の中で刑務作業が自転車を漕いで発電することでそれいいなあ!って思った笑
    西加奈子さん、藤谷治さん、森絵都さんの話は現実的で読みやすい内容。

    最後のすみだ川と東の果つるところの2つが特に良かった。

  • 様々な作家さんの不思議な雰囲気をもつ作品が集められた短編集。
    物語にぐっと引き込まれる作品が多かったと思う。

    『東と西2』の「来世不動産」を読みたいがためにこちらから読み始めた。

  • デザイナー池田進吾発による、いしいしんじ、森絵都、栗田有起、西加奈子ら人気作家読み切り小説集。「場所」に特化した全く新しい小説集です

  • 6人の作家の作品が収録されている。
    「東と西」というタイトルなのでそれに関連した作品が入っているのかと思って読み始めたけれど、そうでもなかった。大まかにいって「日本」という意味合いかな。どれもすんなり読み流せないような、くせのある作品で、何度も読み返しました。
    いしいしんじさんの「T」と、池田進吾さんの「赤、青、王子」が特に印象に残りました。

  • 松本、大阪、京都と3つの町をめぐるのに、
    足の裏で感じるその「地続き感」が面白い、いしいしんじの作品と、
    左右対称の名前に執着する家族から逃げ出した女優の
    死に際の壮絶な独白である森絵都の作品が、読みごたえがあって好きです。

  • いしいしんじ等の作品になにやら摩訶不思議なブックデザインをしていて前から気になっていた池田氏発案の小説集。東やら西やらの地名が出てくるのが特徴。栗田有起の作品が気に入った。

著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いしいしんじの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×