せきれい荘のタマル

著者 :
  • 小学館
3.36
  • (9)
  • (53)
  • (67)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 317
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862974

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とんでもない先輩タマル
    でも憎めない
    タマルの言動が親切心から出ているから
    後悔したくない
    だから行動する
    なかなか出来ないけど、それって大事

    面白くて一気によみました!

  • もっかい大学生活送りたいなー、なんて思わせるお話でした。なかなかうまく全体がまとまってて良かったです。
    しかし、どのキャラクターも魅力がいまいち…な気が個人的にはしてしまったので、星三つ。

  • 相変わらず面白かった。がイマイチ溶け込んめなかった。。。

  • おもしろかった。タマルのキャラに最初はイラついたけど、だんだんタマルが好きになった!

  • タマルのキャラで最後まで楽しく読めた。
    実際に近くにいたら振り回されて大変だろうけど、憎めないわ。

  • 「それからアレだ、夢をあきらめるな!」

    この台詞が一番印象に残ったかな。

    越谷オサムさんらしい大学青春もの。
    学生時代に読んでいたらとも思いますが、おっさんになった今でもあの頃を思い出す事が出来て良かったです。

    タマルめいていきたいもんです

  • ナツの読書その7。

    これは私の読める青春でした。よかった!
    大学生の青春も嫌いじゃない。

  • 大学の映研サークルの先輩タマルの隣人となった寿史はその破天荒な行動に振り回されることに。

    大学生の青春モノ。
    大学生の年頃って子供と大人の狭間の時期なので、特に派手なお話じゃなくても面白くなるんですよね。
    何気ない行動や会話のやりとりがとてもいい。

    タマルの破天荒ぶりもなんでもありなキャラではなく、しっかりと人間くさいリアリティを持ち合わせているところが魅力。常識はずれだけど良識は強い、無神経だけど誰よりも優しい、そんなタマルワールドに引き込まれました。

    越谷さんの青春モノはすっきりわかりやすいし読後感がいいから好きです。

  • 田丸先輩が思ったほど破天荒じゃなかったなあ。他の作品と比べるとちょっと印象が薄いです。

  • どこにでもいそうな、おせっかいな隣人。そして先輩。
    何気ない導入部に関わらず、内容を進めていく度に、重い単語がいくつも出る。

    新興宗教・妊娠・堕胎・そして自殺・・・
    信じていた先輩の裏切り。
    裏切られた先輩の妊娠・堕胎そして
    その先輩もまた後輩を裏切る。
    そして、隣人の過去/母親の自殺という大きな影。

    いつもの越谷作品では味わえないテーマの数々。
    ただ、少し色々詰め込みすぎた感があり、全てあまり救われない。
    自殺したお母さんだって堕胎した子供だって、ヘラヘラ笑って全てを裏切った先輩だって、ないて閉じこもってる先輩だって最終的には救われていない。
    ある意味、救われないという「本質」を書き出しているのかもしれない。

    もう少し、救われてもいいんじゃないか。確かに現実はこんなもんかもしれないが。。。

    そんな感じの一冊でした。

全67件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

越谷オサムの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×