デビクロくんの恋と魔法

著者 :
  • 小学館
3.35
  • (29)
  • (66)
  • (99)
  • (26)
  • (9)
本棚登録 : 684
感想 : 85
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863629

作品紹介・あらすじ

「100回泣くこと」作者が描く冬の恋!

書店員・光は、絵本作家になりたいな、という漠とした夢があった。恋に関しては、だいたい相手から告白されて付き合うが、「やさしいんだけど…」といわれて最終的には終わってしまう、なんとなくうまくいかないパターンが続いていた。そんな光には、「デビル・クロース」、略して「デビクロ」という謎のキャラに変身して、「デビクロ通信」なるイラスト入りのメッセージを添えた手製ビラを、ポストなどに無差別に撒くという意外な一面があった。
そんな光に思いを寄せる実家の鉄工所で働く溶接女子の杏奈の好意に気づくことなく、ある日、光は彼女に運命の人が現れた話を嬉々としてしてしまうが――。
この冬に読みたくなる、圧倒的な多幸感に包まれた新感覚のラブ・ストーリー!

【編集担当からのおすすめ情報】
累計85万部突破のベストセラー「100回泣くこと」著者・中村航さんの書き下ろし作品です!
本編には、イラストレーター宮尾和孝さん描きおろしの「デビクロ通信」も多数掲載されています。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すっごく可愛い恋物語!
    キュンキュンします!
    お話もさることながら、ちょこちょこ挟まれるデビクロ通信の可愛さがすごい。
    いいなぁ。
    とってもいい。

    こんな風にうまくいかないよなんて思いたくない。
    うまくいく時もうまくいかない時もあるんだ。
    それが本当のこと。たぶんね。

    • takanatsuさん
      ぴちぽわさん、コメントありがとうございます。
      私の方こそよろしくお願い致します。
      デビクロくんはとても可愛い恋物語です。
      中村航さんの...
      ぴちぽわさん、コメントありがとうございます。
      私の方こそよろしくお願い致します。
      デビクロくんはとても可愛い恋物語です。
      中村航さんの他の作品がお好きなら、デビクロくんも絶対お気に入りの作品になると思います♪
      ぴちぽわさんのレビュ、楽しみにしています♪
      2014/09/23
  •  確か相葉くんが映画でやっていたと記憶していたので、読んでみようと思い今更感。クリスマスに読んでたら、最後の展開にばったーり倒れてたと思う(くらいによかった
     光とソヨンさんと杏奈、それぞれの気持ちがあって、全てを繋げたのがデビクロくんかもしれない。デビクロ通信が364号で終わった意味がわかった時すごいゾクっとなった。そして1号のケジメはズルすぎだろー。魔法じゃん。
     光とデビクロくんは全く別だったから、きっと次は光も闇もある素敵な絵本が出来ると思ってる。

  • とても航さんらしさに溢れた作品だったと思います。ふうわりとした調子でゆるゆると紡がれていく物語の中には、思わずくすりとしてしまうような表現もたくさん散りばめられていて、今回もまたとても読みやすい作品でした。まあそのサクサク読めてしまう感じを好むか厭うかは大きく分かれそうではあります。どっぷりと作品に浸かりたい、という人には不向きなのかも。
    わたし個人としては作中にはさまれるデビクロ通信が一番楽しめました。「どこか、326さんに似てる気がするなあ。そういやナカムラミツルとナカムラコウだし、名前も似てるね!」なんてことを思いつつ、「あーこの通信なら定期購読したいよ、光さん!」というくらい惚れ込んでしまうものでした。短い文章で人の心を揺さぶるってすごく難しいことだと思うんです。でもデビクロ通信を読んだ人の中には、そこに書かれた言葉をきっかけに勇気を出した人もいて。すてきな連鎖だ、しみじみとしつつ、ラストを読み進めていました。
    航さんはじめまして、の人におすすめしたい一冊です。

  • なんという幸せな読後感!
    優しいけど、ちょっとヘタレな書店員、光とそんな彼の裏の顔デビクロくんが「デビクロ通信」を通じて奇跡を起こす。

    おしるこキャンディはもちろん、お父さんもタカシくんもみんなかわいいやつらだな。店長もあれだけど憎めないな。
    みんな幸せになりますように。
    この聖なる夜だけでも幸せが訪れますように。
    メリークリスマス!

  • 作中にある「大いなる予言」の通りでしたね

  • 記録

  • 2018/11/24読了


    ある種オーソドックスなストーリーのはずなのに
    デビクロくんのイラストと、力が抜けてしまうようなネーミング(おしるこキャンディとか)とかで
    唯一無二な作品になっていて、なんだかほっこりしました。
    どうしようもなくみんなお人よしで、傷ついてしまう
    一番正直で叫ぶのはデビクロくんしかいないのだ。
    それは、二面性のようでまるで違う存在
    クリスマスに救いを求めてみたり
    思いのたけを叫びまくる一人だけ
    それも含めてなんだかあたたかくなるお話でした。

  • やっぱり中村航氏好きだな。この作品にいつもの澄んだ空気感は感じられないけど、デピクロ通信の存在もあり、違ったリズムがある。話自体特筆すべきものでもないけど、展開と収め方は好き。

  • 1年以上前から積読状態で、読む必要が出てきたからって開いてみたら、一気に最後まで行っちゃったよ、なんだよ、これならもっと早く読んどけよ、的な。

全85件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村航の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×