ロマンシエ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1370
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864237

作品紹介・あらすじ

乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ!

有名政治家を父に持つ遠明寺(おんみょうじ)美智之(みちの)輔(すけ)は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。
ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生(はぶ)光(み)晴(はる)という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。
過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが……。

【編集担当からのおすすめ情報】
小説『ロマンシエ』に登場するパリのリトグラフ工房“idem”とコラボした展示会がを開催します(2015年12月5日から2016年2月7日まで、東京・丸の内のステーションギャラリーにて)。小説を読んでから展覧会に行くもよし、展覧会でリトグラフを楽しんでから小説を読んでもよし。小説(フィクション)と展覧会(リアル)がリンクした初の試みをお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 暑くなってきたねw

    ってな事で原田マハの『 ロマンシエ』

    マハさんの作品にしては ?って感じの雰囲気w
    おキャンピーな表現やキャラ設定がゴーストライターが書いてるのかな?って感じじゃったけど、中盤からええ話になって来て惹き込まれる♪

    idemに行ってリトグラフ観てみたいなぁw

    暴れ鮫も読みたい(笑)

    羽生光晴は実は原田マハさん自身を描いてるんじゃないかなって思ってしまうw

    ラストの〆が最高にオシャレじゃったわ~♪ やられましたw

    2016年32冊目

  • フランスの街並みや建物などが目に浮かびながら進んでいく一冊。
    テンポが良くて、楽しかったー!!!

  • 慣れるまで文体が読みにくくて初めてマハさん作品にハマらないかもと思ったけど、だんだん慣れてくるしどんどん引き込まれてやはり面白かった。
    ドキドキする恋愛も悪くないけど、ありのままの自分でいられて相手の事を素直に思いやれる関係性って素敵だなと思った。

  • 他の方のコメントにもありましたが、途中から面白くなってきます。

  • 楽しかった。テレビドラマみたいな文章
    フランス行きたいな〜
    ミッチの乙女心かわいすぎ

  • 美智之輔の語りの文体に少し戸惑ったが、ストーリーは面白く、カーチェイスのシーンなどはハラハラ感もあり、読後感のよい作品だった。

  • うわ〜これはキツい!
    ムリムリムリ!
    この文体は生理的に無理!
    最初のうちは途中で何度読むの止めようと思ったやら。
    でも、三分の一くらいからストーリーが面白くなってきた。で、後半は引き込まれて、結局読了!
    ちょっと有川浩さんのテイストの、はちゃめちゃラブコメでしたと。こういうの、好きな人はめちゃめちゃ好きかな。

  • 最初はなんだこのテンション..!?
    て思ったけど、やっぱり原田マハの読後の爽快感すごいな。

    あとなんていうんだろう
    原田マハの、文章の組み立て方?
    音楽で言うところのストレッタ的な表現がすごい好き。
    ひきこまれるんよね

    読み手の想像の中の目線がどんどん対象に近づいていく感じの。

  • 悩める若きアーティスト達が
    もがきながら、悩みながら前に進んでいくと同時にかわいいラブコメもプラスされて…
    あっというまに読み終えてしまいました。

    かつてピカソやモネなど有名な芸術家達が
    血気盛んに自分達を表現していたパリで
    今も若きアーティスト達がお互い刺激しあいながら、自分を表現して頑張っている姿が
    元気をもらえるし、勇気ももらえました。

    仲間達がいたから、自分を信じて頑張れるんだなぁ。と
    みんな
    素敵なキャラクター達ばかりで応援せずにはいられません。
    最後まで読んだあと、まだまだ彼らと過ごしたい気持ちやみていたい気持ちでいっぱいになりました。また続きが見てみたいな。

  • わちゃわちゃ騒がしくて一昔前のギャグ漫画のようなノリが私的にはウケました。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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