- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864909
感想・レビュー・書評
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ブクログの抽選プレゼントに応募してみたら、当選したとこのことで自宅にご送付いただいた。こういうのテンション上がるなぁ。忘れた頃にいきなり届いた。ありがとうございます。
蘇部健一という作家さんの本は初めて読んだ。ケータイ小説のようなカジュアルでシンプルな文体。凝った表現はないし、ほとんど一行ごとに改行されているから、良くも悪くも、まぁなんと読みやすい。タイトル一般募集という企画ものの作品だから、誰でも読めて理解できるように書く必要があったのかな。
内容は、乾くるみ「イミテーションラブ」の中学生版といったところか。ミステリーを初めて読む人向けという印象。日ごろから読み慣れている人はきっと、作者と競い合うように、伏線とその回収部分を見つけにいく貪欲さを会得しているだろうから、冒頭で既にトリックに気付いてしまうはず。文章そのものの美しさとか、キャラクターへの愛着、あるいは独特のぶっ飛んだ世界観とか、内容以外のところにも魅力があればよかったんだけどなぁ。
表紙や帯で「驚愕のどんでん返し!」などと著しく煽っていて、それにより読者の期待値のハードルを上げてしまったのは失敗だったと思う。確かにどんでん返しではあるのだけど、作者が「最後の一行に命を懸けました」と言うほどの衝撃はなかった。でもたまにはこういうのもいいかな。村上春樹とか重い哲学系の本とか読んで息切れした後なんかに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私はあまりミステリーを読まないのですが、
ブクログさんへ応募して当選したため、ワクワクしながら読みました!!
私が感じたのは、正直偶然で出来すぎてる感じがすると
思ってしまった部分もありましたが、
ハッとさせられる部分もあり、新鮮でした。
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うーん…。
初めて本を読む方にちょうどいい感じでは。 -
タイトルが大きすぎ
中身がついていかない
???でした -
すぐ読めた。恋の物語。好きには、すぐなるけれど持続が難しい。
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ネットで無料掲載からの再読となります。そのままなのか校正したのかわかりませんでしたが、2回目ということもあり、すっらすらと読み進める。癖がない文章である。ラストに向けての伏線の数々を拾うことができた。初見でわかった数より多く、巧いこと設定しているではないかと改めて思う。
タイトルの「あなたをずっと、さがしてた」とおり、片想いの男性を親友と探し、運命的な展開となっていくのですが、恋のグズグズ具合と別に要らない展開はさておき(笑)、驚愕の結末には成功しているのではないでしょうか。小さくまとまり過ぎている感はあるものの、ネタ的には素晴らしいと思う。ぜひこういう作品を集めた短編集を読みたいものです。
出版社の皆さん、早く出してください。蘇部さんに仕事あげましょう!!
書き下ろしが単行本には追加されています。正直、電子版にあるエッセイが読みたくて仕方ありません笑
内容的には、蘇部さんらしい。ユーモアたっぷりなほっこりミステリ。バカミス専売特許ですねはい。偶然偶然の連続、方向性がはっきりわかる物語のはじまりといい、好みすぎて堪らなかった。
ちなみにタイトル公募で決まった本作。わたし10タイトルは応募しましたよ。落選にがっかりでしたが、表紙裏表紙にタイトルがあって嬉しかったのであった。