- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093874946
作品紹介・あらすじ
シゴトとどうつきあったらいい?仕事の仕組みを明らかにし、つきあい方を痛快に解説する。「iモード」「とらばーゆ」を生み育てたマツマリ25年のワザを一挙公開。
感想・レビュー・書評
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iモードの母、松永真理さんの自己啓発本。
読みやすく、納得感のある内容。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「自分で自分を引き受ける」って、若い時はそうも行かないけど、30代以降はきっと必須。その言葉を得たからには、そこに向かって頑張ろう!
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05/05
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『物事を損得で計っていませんか?』
本書は、著者が考えた仕事の核心となる22の「ココロ」が書かれています。
著者は松永真理さん。もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかと思います。1997年にNTTドコモでiモードの開発に従事し、日経ウーマン誌の2000年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞された方です。現在はバンダイナムコゲームズの社外取締役などを務められています。
これは、その松永さんが『楽しいことをするのではなく、することを楽しんでみてはどうだろうか』と書かれた本です。内容はテーマごとに具体的かつ簡潔であり、「基本編」、「中級編」、「上級編」というわかりやすい構成です。「基本編」では仕事や人生における基本スタンス、「中級編」は人間関係、「上級編」はキャリアデザインについての「ココロ」になります。
さて、その「ココロ」とは何か? それは、著者が25年かけて編み出した「作法」や、その道の達人から伝授してもらった「ワザ」です。
その中でも、私が最も考えさせられたのは『物事を損得で計っていませんか?』というテーマです。著者が友人とラスベガスに遊びに行ったエピソードがあります。そこで著者は友人がギャンブルで損をして嘆いているときに、『せっかくラスベガスまで遊びにきたというのに、損した金額をいちいち計算するのはつまらないじゃないか』と思ったそうです。その後は使う金額の上限を決め、達するまで楽しむことにしました。結果はなんと元手の2倍勝ち! そして得た教訓が『帳尻を合わせることが生きる目的ではない。少しぐらいの損を覚悟しておけば何事も、もっと楽しめる。』です。
みなさんは、物事の損得を気にしますか? はっきり言って、私は気にします。例を挙げると、私は今年の夏休みに短期留学することが決まっているので、実家に帰れないし、友達とも遊べません。正直、ちょっと嫌です。しかし、それらを覚悟しているので、留学はものすごく充実したものになると思います。いえ、してやります! そして、心の底から異文化を楽しみたいです。
本書は、人生や仕事の基本から自分が上司になったときまでの『シゴトのココロ』が、幅広く、非常にわかりやすく書かれています。女性だけではなく、男性のみなさんにもオススメできる本です。 -
参考になった。
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イチローだって4割打てないのに、どうして10割打とうとするのですか?
人のキャリアに勝ち負けはない、充実しているかどうかの違いである。そろそろ勝ち組とかに分けるのはやめるべき。品がないし、間違った行為だから。
私という基盤を作る。 -
松永真理さんの、<仕事>をテーマにしたエッセイ。
前2作ほどのパンチはないけれど、やはり実地体験から
くる言葉はひとつひとつ実がある。
現場経験がない人の、正論ばかりの自己啓発本やエッセイ
は本当に不快だから、
こういう本は有益かつ面白い。為になる。 -
『ひとりで仕事していませんか?仕事はひとりではできない。社内外でコラボレーションする術を身につけていくこと。仕事の作法の大事な基本。』・・・ちょっと忘れてた。なんで自分だけ?とか、役職がついてるんだからもうちょっとわかってよとか、自分ならこうするのに、なんて思うことが多いこのごろ。つい不機嫌になってしまう。やってほしいこと、要望、希望など、うまく自分の気持ちを表現できないことが原因かもしれないけど。人ができないところ、自分が気付いたところを誰彼かまわずにやればいいんだよなぁ。『なぜ仕事をするのか?』という問い。考えてみた。自分が成長するため。苦手なことやできないことに気付いてそれをなくしていったり、いいところを伸ばして人に喜ばれたり。やっぱり気付き、発見なのかな。毎日生き生きと働きたいもんな〜なんてことを考えさせられた。2008/3/3
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iモードの立て役者という肩書きすら手垢にまみれた感のある(←貶してないよ!)松永真理さんの著書。著者が長年にわたる会社員生活で蓄積した仕事の「髄液」を濃縮パックしたような自己啓発書です(中谷彰宏狙い?)。
男性だったら押し殺して終わりにしてしまうような、仕事をするうえで気づいた些細なことや小さく芽生えた気持ちを大切に内省して、女性に限らず男性にまで通用するほどの普遍的な教訓にまで昇華させる手腕は見事。
会社って人間の、ナマモノの集まりだったんだ、心がある者たちでできていたんだ、という当たり前の事実を気づかせてくれます。そして自分を無理に会社の歯車として成型して、決められたやり方どおりに回り続けるだけが会社員の生き方じゃないんだということに目から鱗の人も多いハズ。
文章の節々に、「アタシは仕事のできる、豪胆で野性的な会社員男性が好きなの!」という著者の個人的フェチが入ることすら(きっと)ご愛嬌。
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こちらも、書店でサイン入りの本をゲット。仕事を始めて2年目、上司の無能っぷりにため息ばかりついていたあの頃。楽しく仕事をするワザをこの本から学んだ。