世界はいっしょにまわってる: ヨコ軸でつなぐ日本史と世界史

著者 :
  • 小学館
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093877824

作品紹介・あらすじ

日本と世界で同時代に起こったできごとを左右に並べて歴史を見る。

感想・レビュー・書評

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  • 学校では別々に学んだ“日本史”と“世界史”。これまでバラバラに見えていた一つ一つのできごとは、実は何かしらの関連性をもっていた!?
    縄文時代~平成初期まで、日本・世界ではどんな歴史が繰り広げられていたのか、今一度振り返ってみてはいかがですか?
    (社会・人間科学コース M2)

  • 日本の国内で歴史的な事件が起こった時に、海外ではどのようなことが起こっていたのかという横軸的な同時期事象を紹介する内容。池上彰氏監修です。
    自分も前から興味があり、同時期に起こった世界史と日本史の出来事を紹介するという同じテーマでまとめられた分厚い百科事典を持っています。

    これは、もっと手軽にざっくりとまとめられた本。
    「エリザベス女王が即位した頃、織田信長が終わり統一を果たした」など、当時のイギリスも日本も、統一前の混沌とした時代だったことがわかります。

    また、それに加えて、ちょっとした小ネタも紹介されています。

    英仏百年戦争ではジャンヌダルクが印象的ですが、結局どっちが勝ったのか、よくわからないままでした。
    フランスの勝利で終わったそうです。また百年の間、常に戦闘状態だったわけではなく、断続的に戦が行われていたとのことです。

    日本では、皇居は江戸城の敷地に設けられていますが。城郭としての全体面積は世界最大になるのだそう。

    エリザベス一世がイギリスの女王となるまでの複雑な流れが紹介されていました。
    メモしておくと・・・

    イギリス国王のヘンリー8世、再婚するために英国国教会を設立。
              ↓
      彼の死後、3番目の妻が産んだエドワード
              ↓
         遠縁のジェーン・グレイ
              ↓
      最初の妻が産んだメアリ・スチュアート
              ↓
        2番目の妻が産んだエリザベス
              ↓
         メアリの息子ジェームス
              ↓
          ブラッディ・メアリ
    熱狂的なカトリック信徒としてプロテスタントを弾圧。プロテスタントのエリザベスをロンドン塔に幽閉した。
              ↓
     後にメアリはスコットランドからイングランドに亡命し、19年間幽閉された後に処刑された

    うーん、書き出してみても、複雑です!

    また、映画に一番多く登場した歴史上の人物は、ナポレオンだそうです。

    ほか「SOSが初めて使われたのは、1912年のタイタニック号沈没事故」や「初代通天閣は、フランスの凱旋門とエッフェル塔の合体形」という小ネタがおもしろく、ためになりました。

  • 日本でこんなことが起こっていたとき世界ではこんなことが起きていたと紹介。
    それぞれの事件についてとてもわかりやすくコンパクトにまとめられているのもいいです。

  • 日本で起きた出来事と、同時期に海外で起こった出来事を見開きに並べて対比できるようすることで、世界の中で見た日本史を理解できるようになっています。
    絵が多く、内容もわかりやすく的確で、読みやすいです。

  • 世界史の授業に苦しむ子ども用に(^^;; 池上さんの監修だったんだ。

  • ぎっしりではないが、平行して歴史を並べてみると
    日本の大飢饉も、フランスの革命時の大飢饉とは、世界的天候異変の関係で起こった必然だったり。。。ただし、日本とフランスの当時の統治者の行動はだいぶ違った。。。

    今更ながらに教えかたによって、子ども達が学ぶ喜びを得られるという事、、、今更ながらに実感!

  • 10分程度で読める薄い内容。記載されている内容も基準が不透明で、重要なのに記述されていない歴史があり、理解に苦しむ。漫画チックに眺める分にはいいかもしれないが、この金額で読むほどの内容とは感じられなかった。

  • 日本史と世界史をいっしょに見てみると?同時代という切り口で切り取った日本と世界の出来事。ヤマト政権が成立した頃、ゲルマン民族の大移動が始まり、遠山の金さんが江戸北町奉行に就任した年、世界初の郵便切手が発行されました。エピソードにまつわるコラムもはさまれて、歴史を身近に感じさせてくれる一冊です。

  • タイトルの通り、日本史と世界史を対比させながら、この年代になにがあったか?を並べて見られる本。

    こういうのあったらいいのにな~、っと過去に考えたことがあるので
    わくわくと期待して読んでみたら
    読むというより見るという感じのビジュアル色の強い本でした。

    なので、絵や誌面デザインに好き嫌いがでそうです。
    ハマったら楽しそう。

    中学とか高校で歴史を習ったときにオマケとして読むといいかもです。

  • 言われるまでは「日本史」「世界史」と分かれていることに、さほど疑問は持たなかったが、一緒に学んだ方がいいと思う。
    この本は、そんな「日本史と世界史を一緒に見てみよう」というコンセプトだが、相互関係はあまり見られない。ただ、同年代に日本と世界でこんな出来事がありましたよ、の紹介でしかない。
    でも、興味を持つきっかけとしての入門編にはいいのかも。

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