ぼくたちが聖書について知りたかったこと

著者 :
  • 小学館
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878470

感想・レビュー・書評

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  • 聖書について、素人と称する著者とその筋の教授の対話形式で書かれた本。
    著者の疑問は私なども同様の疑問であった。
    途中、知識不足で理解できない箇所もあったが、聖書についての大まかなことから、細かい部分を取り上げ説明された。

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が一神教であり、その中でも迫害を受けていたユダヤ教から他の2つが派生し、そのため聖書の基本はユダヤ教から生まれている。このあたりから知らなかった自分としては勉強になった。
    モーゼの十戒以外にも様々な十戒があること、旧約聖書、新約聖書について、原罪など基本的なことなど、多岐にわたり説明がある。
    アメリカ人、日本人と言えばわかるが、ユダヤという国はないのにユダヤ人というのはどういうことか、この本を読んで初めて気付かされた。

    聖書は、誤訳や、時代の流れよって解釈が変遷している。そういうなところが奥深さを生みだし信仰されている理由かと感じた。

著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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