聖書について、素人と称する著者とその筋の教授の対話形式で書かれた本。
著者の疑問は私なども同様の疑問であった。
途中、知識不足で理解できない箇所もあったが、聖書についての大まかなことから、細かい部分を取り上げ説明された。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が一神教であり、その中でも迫害を受けていたユダヤ教から他の2つが派生し、そのため聖書の基本はユダヤ教から生まれている。このあたりから知らなかった自分としては勉強になった。
モーゼの十戒以外にも様々な十戒があること、旧約聖書、新約聖書について、原罪など基本的なことなど、多岐にわたり説明がある。
アメリカ人、日本人と言えばわかるが、ユダヤという国はないのにユダヤ人というのはどういうことか、この本を読んで初めて気付かされた。
聖書は、誤訳や、時代の流れよって解釈が変遷している。そういうなところが奥深さを生みだし信仰されている理由かと感じた。