2007年4月から2009年3月
中日新聞毎週火曜日
「詩と歩いて-詩人と私」
ご存知ですか?
このコラムを通して54人もの素敵な詩人とわたし達をつなげてくださった水内喜久雄さんの本。
ご自身でも素晴らしい詩を作られ、教員もなさった素敵な方です。
この54人とは
谷川俊太郎さん、 茨木のり子さん、まどみちおさん、吉田弘さん、新川和江さん、岸田衿子さんと著名な方々をはじめ、黒木瞳さん、糸井重里さん、俵万智さん、みつはしちかこさん、…と詩も書かれていたのか?と意外に感じつつもご活躍されている方々。
水内さんが、直接お会いされてお話しされ、え??っと驚いたり、ふふふっと微笑ましくなったりと、実際に私が会ってお話聞いたんじゃないか?と思えてしまうくらい、とっても近い距離感で紹介されていらっしゃいます。
詩の作者や作品紹介の本に対してのレビューとなると、ちょっと難しくもなりますが、今回は作者の水内さんに視線を送ってみます。
私
本読みの時には三角定規と朱鉛筆が必需品です。
今回も紹介されている作品や作風、プライペート間だからこそ垣間見得る詩人の生活感、編者である水内さんへの詩に対する熱い思いには勿論引かれています。
私自身の気づきや学びの箇所が殆どなのです。
が!今、この本を見返していて、ふと疑問が沸いたんです。
これまでの詩評と何か違うんです
疑問
“どうして、私もはじめ、素晴らしい大好きな憧れの作者なのに呼び捨てにしてるの・・・”
水内さんは違ったんです。
とっても謙虚だし、言葉かけはもちろん心配りと・・・優しくて丁寧なんです。
大人にも子供にもみんな同じ目線なんです。
きっと、本当に本当に人が大好きなんですよね。
中には
困らせました。
少し疲れます。
苦手でした。
なんて読んでいる私の方がヒヤヒヤしてしまう箇所もあったりします。
ですが、水内さんはちゃんとその詩を受け入れられていらっしゃるんです。
歩みよられていくんですね。
しっかり詩人の顔を見ながら笑顔で、素直に自身の気持ちで歩幅を合わせて心を通わせていらっしゃるのです。
だからこそ、聞き手と話し手としての絆が築かれ、強くなっていくのでしょうね。
そんな素敵な水内さんからの紹介だからこそ、私もまた新しい詩への扉を胸を張ってトントンと叩けるんです♪
このような素敵な編者さんがいらっしゃるからこそ
わたし達はステキな詩に出会えるんですよね!
ありがとうございます。
この本を読むことで
わたし達の生きている生活と詩との距離感の近さにビックリしますよ!