原発は“安全”か: たった一人の福島事故報告書

著者 :
  • 小学館
2.40
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 21
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885287

作品紹介・あらすじ

原発再稼働の現状と課題が一目瞭然に

各地で再稼働の手続きが進められている原子力発電所は本当に安全になったのか。推進派と反対派の対立が政治、司法の場で先鋭化するなかで、肝心の安全対策の是非は冷静に論じられているとは言えない。2011年に福島第一原発で何が起きたのかを改めて詳細に分析し、その後策定された規制新基準が原発をどこまで安全にしたのか、何が課題として残されているのかを専門家への取材を元に明らかにする。
いわゆる“原子力村”の論理とは一線を画し、一方で原子力を放棄した場合のエネルギー問題にも光を当てることで、「絶対安全」という“神話”にとらわれない安全思想の落としどころを探っていく。
著者は元東電社員であり、現在は国際環境経済研究所理事・主席研究員として環境・エネルギー政策に関わり、国連気候変動枠組条約交渉にも参加している。ほかに21世紀政策研究所「原子力損害賠償・事業体制検討委員会」副主査、筑波大学客員教授。
「事故を招いた枠組みや構造を根本から変え、安全神話につながるどんな小さな芽も排除することができなければ、我が国において原子力技術を利用することはもう許されないでしょう」――本書「はじめに」より

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 少々難解。
    専門家には専門性が足りないだろうと思われる一方、一般人には難解か。
    竹内さんがやるべき仕事ではなかったのかもしれない。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

国際環境経済研究所 理事/U3イノベーションズLLC共同/東北大学特任教授(客員)
東京大学大学院工学系研究科にて博士(工学)。
慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、東京電力入社。主に環境部門を経験後、2012年より独立の研究者として地球温暖化対策とエネルギー政策の研究・提言に携わる。国連気候変動枠組み条約交渉にも長年参加し、内閣府規制改革推進会議ほか政府委員も多数務める。2018年にはU3イノベーションズLLCを創業し、新事業の創造による環境・エネルギー問題解決を目指す。著書に『誤解だらけの電力問題』(ウエッジ)、『原発は”安全”かーーたった一人の福島事故報告書』(小学館)、共著に『エネルギー産業の2050年 Utility 3.0 へのゲームチェンジ』『エネルギー産業2030への戦略』(いずれも日本経済新聞出版)など多数。

「2022年 『電力崩壊 戦略なき国家のエネルギー敗戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内純子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×