逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎 (小学館文庫 R い- 1-1)
- 小学館 (1997年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094020014
作品紹介・あらすじ
教科書ではわからない日本史の空白部分に迫る。従来の歴史学界の権威主義、史料至上主義、呪術観の無視、以上の三大欠陥を指摘しながら古代史の謎を推理、解明していく。日本人の「わ」の精神のルーツは?宮内庁が天皇陵の学術調査を拒み続けるのはなぜか?あの出雲大社はオオクニヌシノミコトの怨霊を封印するために建てられた「霊魂の牢獄」ではなかったか?当時最高の知識人であった聖徳太子はなぜ、「和」こそが日本人の最高の原理としてあげたのか?など。
感想・レビュー・書評
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いゃ〜、面白かった。なぜ「わ」なのかというだけで、ここまで考察するのかと楽しめました。
井沢さんの著作を読もうと思ったのは、ホリエモンとの対談をYouTubeで見たのがきっかけでした。その中で、徳川綱吉の生類憐れみの令に関しての間違った認識について語られていたのが激しく納得できて、こんな考察をする方の著作を読んでみたいと手に取りました。
とりあえず、次々に読んでいきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どの巻も面白く出張のお供のような本。目からウロコ的なものからそういうことかと納得するものまで、多種多彩。日本は「和」教なり。
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自分の歴史認識を覆させられる本です。初めに戦国時代の織田信長の話から入るので楽しみやすい本になっています。
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一人の作家が、通史を語る壮大な試み。
全巻読み通したいかどうかを左右する、重要な一巻になる。
七、八年前から読みはじめ、現在(H25年6月)15巻まで読み進めてる。
この第一巻を読み、日本人の精神構造は、ほとんど変わってないと再認識した。
基本的には、著者の主張には説得力がある。だだし、いろんな見方、解釈があるのは忘れてはいけない。
特に、古代に関しては、文献が少ないだけに、どうとでも言える。
梅原氏の一連の作品を読んだ時の、知的興奮を覚えた。 -
宮内庁が天皇陵の学術調査を拒み続けるのはなぜなのか。それは、天皇家のルーツが朝鮮半島南部にあることで、その証拠となる品が出土することを恐れているからなのだ。天皇家の朝鮮半島ルーツ説は、イギリスとフランス両国の成り立ちから検証しても不自然ではないらしい。問題はその事実を公にできないことなのではいことなのだ。いつの日にか真実はあかされ、朝鮮半島と日本の関係が良好なものになることを願わずにはいられない。
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http://sgk.me/fVPNOO 日本史の常識を覆す大胆な推理!
人間が人間として生きていた時代を今に甦らせるために今必要なことは人々の自由な発想、想像力であると著者は言います。 -
アマテラス=卑弥呼説、が一番面白かった。確かに日本書紀なんて卑弥呼より後に描かれているのだからモデルがあっても全然不思議ではない訳だ。
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教科書ではわからない日本史の空白部分に迫る。
封印された『倭』の謎』を紐解く。