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- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094044119
感想・レビュー・書評
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『紫苑の園』、『香澄』の2篇を収録。女学生の香澄は私設寄宿舎「紫苑の園」に入園する。お茶目な万里子、ガリ勉で香澄に冷たく当たる弥生、内気な汀子、お嬢様の美子、太っちょな横ブ、親友になるルツ子、この人々と西方夫妻とその2人の子供達、スケ爺さんや女中に囲まれた寄宿舎生活を送る中で色々な出来事が起きる。楽しいお店屋さんやキャンプ、香澄の母の死、弥生の妹の命を救った事で弥生と打ち解けるようになり、そしてルツ子の兄への思慕とその兄督からの求愛。キリスト教信仰に基づいた思想は読んでいて心が洗われるような思いがした。
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薔薇の匂う春の夕暮れ、女学生の香澄は武蔵野郊外にある寄宿舎「紫苑の園」に入園する。美智子皇后が愛読した夭折の作家、松田瓊子が描いた清純な世界。 解説・田辺聖子
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皇后陛下もお読みになったという名著。私は続編が好きです。今では恐らく登場人物の誰も存在しえないような美しい世界が広がっています。
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