華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語 (小学館文庫 い 42-1)

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  • 小学館
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062076

作品紹介・あらすじ

明治大正に生きた名門窯元夫人の鮮烈人生

有田焼が誕生してから2016年で400年目。その節目を前に、名門窯元に嫁いだ女性の鮮烈な生き方を描く。
東京の女学校に通うモダンガールが大恋愛の末に嫁いだ先は皇室御用達の名門窯元だった……。
大正13年に佐賀県有田町の駅に降り立った一人のモダンガール。手にはバイオリンを携え真っ赤な薔薇のコサージュをつけた幅広の帽子をかぶっていた。
「それはまるで天使が降り立ったようだった」
と町の人は噂した。
旭川の実業家の家に生まれ、東京の女学校で学ぶ敏子。恋に落ちた相手はパリ万博で金賞の栄誉に輝いた名門窯・深川製磁の2代目だった。女学生の身で妊娠。そして21歳で有田の深川家に。自由奔放な生き方を愛する彼女と激動の時代ゆえの試練。薔薇のように華麗に生きた彼女の31年の生涯を感動的に綴った小説。
人気エッセイスト伊藤緋紗子氏が執筆した初の小説作品。
「時代に逆らって生きようとする女は、時代の束縛の中で輝くコツを知っている。それが本当に強いオンナの証だと、本書をよんで考えた」(阿川佐和子/オビより)。

感想・レビュー・書評

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  • 朝ドラ化して欲しい作品だ。改めて、有田散策や深川製磁の作品を拝見したい。

    • KEIKOさん
      私も読みながらそう思いました!
      私も読みながらそう思いました!
      2020/04/27
  • こういう実話は大好き。いろんな生き方があるなと思うし 勇気が湧く。

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著者プロフィール

横浜生まれ。上智大学外国語学部、同大学院仏文科修士課程修了。在学中にフランス政府給費留学生として渡仏。フランス語の翻訳家・教師を務めるほか、女性誌の連載などの執筆、講演などで活躍。恋愛、生き方、美容、ファッションなど様々な分野で、フランスと日本両国の事情に通じた女性ならではの視点を生かしたエッセイやトークが人気を集めている。訳書に、『ロスチャイルド家の上流マナーブック』『マダム・クロード 愛の法則』『ロスチャイルド夫人の愛される女性の法則』『幸せはいつも素顔』『心の翼を休めて』、著書に『パリが教えてくれること』『ベアトリス夫人の美しい生きかた』『パリおしゃべり散歩』『Mamanが教えてくれたこと』『美しく生きるためのレッスン』『愛される人と愛されない人の法則』『ナチュラルエレガンス』『エレガントな幸福論』など。最新刊(訳書)に『親子で読む地球環境の本』がある。

「2018年 『年をとるほど愛される女になる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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