華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語 (小学館文庫 い 42-1)
- 小学館 (2015年9月8日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062076
作品紹介・あらすじ
明治大正に生きた名門窯元夫人の鮮烈人生
有田焼が誕生してから2016年で400年目。その節目を前に、名門窯元に嫁いだ女性の鮮烈な生き方を描く。
東京の女学校に通うモダンガールが大恋愛の末に嫁いだ先は皇室御用達の名門窯元だった……。
大正13年に佐賀県有田町の駅に降り立った一人のモダンガール。手にはバイオリンを携え真っ赤な薔薇のコサージュをつけた幅広の帽子をかぶっていた。
「それはまるで天使が降り立ったようだった」
と町の人は噂した。
旭川の実業家の家に生まれ、東京の女学校で学ぶ敏子。恋に落ちた相手はパリ万博で金賞の栄誉に輝いた名門窯・深川製磁の2代目だった。女学生の身で妊娠。そして21歳で有田の深川家に。自由奔放な生き方を愛する彼女と激動の時代ゆえの試練。薔薇のように華麗に生きた彼女の31年の生涯を感動的に綴った小説。
人気エッセイスト伊藤緋紗子氏が執筆した初の小説作品。
「時代に逆らって生きようとする女は、時代の束縛の中で輝くコツを知っている。それが本当に強いオンナの証だと、本書をよんで考えた」(阿川佐和子/オビより)。
感想・レビュー・書評
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朝ドラ化して欲しい作品だ。改めて、有田散策や深川製磁の作品を拝見したい。
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KEIKOさん私も読みながらそう思いました!私も読みながらそう思いました!2020/04/27
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こういう実話は大好き。いろんな生き方があるなと思うし 勇気が湧く。
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