コスメティック(小学館文庫) (小学館文庫 N は- 1-1)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1632
感想 : 166
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094080131

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだのは2011年11月。今回再読して、共感度がかなり違った。

  • とても読みやすいし面白かった。
    化粧品会社のPR担当・・・私には出来ないわ笑
    業界の裏を覗けたようで面白かった。

  • 2013.08.21
    共感2割。恐怖2割。期待2割。絶望1割。羨望4割。この本に対する感情の割合で、女にはその女のジャンルがわかります。相変わらず、女を裸にさせる林真理子のイチオシ小説。

  • おもしろかった!久しぶりに一気に読むことができる本でした。アラサーの女性として、仕事も恋も充実してる主人公の姿は爽快。

  • 化粧品業界でのしあがっていく女。プレスっていう仕事、たいへんそうやわあ。

  • 最近、重い話を立て続けに読んでいたので、気分をリセットしたいと思い手にした一冊。
    コスメ業界で着実に地位を固めていくキャリアウーマンの話です。
    読んでいて何となく「プラダを着た悪魔」を思い出しました。
    あの話との違いは、圧倒的なカリスマ上司がいるかいないか、そして最初から主人公がある程度のキャリアをもっているかどうかだと思います。
    仕事が出来る主人公は他の業界から引き抜きにあい、さらに別の会社から引き抜きが。
    さらに恋愛の方も、結婚話がもちあがったり、不倫をしたりと充実している。
    自分で稼いだお金で最新のモードに身を包み、バーキンを買いエステに通う。
    仕事に私生活に充実している女性。
    全く今の私とは別世界の話で、距離をおいて客観的に見ることができました。
    やせ我慢でなく、私が羨ましいとか、妬みをもつ女性はこういう女性じゃないから。
    そういう意味で、ただの読み物として軽く読むことができました。

    化粧品の原価は2万の美容液でせいぜい千円程度。
    それを有難がって買うのはその美容液の成分うんぬんだけの話ではない。
    女性はそれに付随している夢やイメージを一緒に購入している。
    安くていい物がいいのだという常識では割り切れない世界。
    そんな業界の裏側が女性の視点で描かれていて、その部分は楽しく読めました。
    華やかな業界に身を置いて、自分もそれなりに洗練されないといけない、いつも一分の隙もない完璧な身だしなみが求められる。
    そういう主人公の生き方に憧れよりも、しんどい・・・と感じるのは私のエネルギーが低いせいなのかな・・・。

  • 実はもう何回も読んでる。これドラマ化したらどうキャスティングしようかな、なんて思いながら。結構、面白いドラマになると思うけどな(^ー^)ノ

  • 化粧品業界の裏側を暴露!なんて揶揄されてたけど、
    自社商品をヒットさせる為にライターや有名人にロット贈答なんて常識だし、高額なのはほぼ経費って事ぐらい暗黙の了解なんじゃないの?
    華やかな世界でキャリアを積んで行くと、戦線離脱後の帰る席が心配で結婚も出産も躊躇するよね。
    才色兼備で仕事のデキる沙美に言い寄ってくる余裕のある男達は、安定した家庭よりもお互いを高めあう大人の恋愛関係を望んでくる。
    女性の幸せとは?価値観とは?深く考えさせられます。

  • 仕事を頑張る姿は共感できる!
    30代ならではの恋愛も頷けるし、美容界の裏側も知れて面白かった。
    主人公が今後どうなるのかが知りたかったなー。

  • 林真理子エッセイ好きのわたしが、初めて買った林真理子小説。

    美容業界、出版社業界の裏が垣間見えました。
    いやあいろいろ大変なんだなあと、小説なのにリアルに感じてしまった。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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