- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094080759
作品紹介・あらすじ
水商売業界に朗報!前代未聞「お水の高校」設立!!平成××年3月2日、東京都教育局は、水商売(風俗産業)に関する専門教育を行う都立高校を歌舞伎町に設立すると発表した。正式名称「東京都立水商業高等学校」。通称「都立水商」。ホステス科、ソープ科、ホスト科など七学科で発足、プロ中のプロを講師に集めた水商だが、入学してきた新入生は問題児ばかり-彼らに水商売の未来をたくすことはできるのか!?単行本発売時には名だたる書評家たちも唸らせた、笑いあり感動ありの傑作青春小説待ちに待った文庫化。
感想・レビュー・書評
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まさにブクログで知り気になってはいたのですが、なかなか書店では巡りあえなかったので、ネット購入しました。
お水商売育成の都立水商高校と言うなんともぶっとんだ学校でワクワクする実習や、笑える練習に真面目に取り組む学生の話で楽しくあっと言う間に読み進めます。中盤からはプライドとプレッシャーをバネに活躍する話しで爽快でした。
今後も楽しく呑みには行きたいと思います笑
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面白いことは面白いけどやり過ぎかなぁと思う。
ソープやヘルスまでは。
ホストやキャバ嬢までだよね。
高校野球はストーリーとしてあるよなぁという感じです。 -
水商売を専門に学べる都立高校が歌舞伎町に設立された。主人公の教師が故郷の商売を継ぐことでこの高校を退職するにあたり、彼の回想録のような感じで物語は進む。
最初は世間の偏見もあり生徒集めに苦労したり落ちこぼれの吹き溜りと見られていたが、個性的な講師陣や情熱を持った教師たちにより、小さなトラブルはあるものの順風満帆。
水商売や風俗に対する偏見が未だに強い世の中に対して、彼らだってプロフェッショナルなのであるという主張をしている。
中学卒業したての子にソープやらヘルスやらそのテクニックを仕込んで良いのやらとか、実習とはいえ未成年に性的奉仕をさせていいのかとか色々あるが、ホステス養成とかはおもしろいと思った。カジノのディーラー養成みたいなものかなと。
個人的にはもっと授業とか生徒の心の葛藤などが描かれているのだと思っていたのだが、そういった場面はかなり少なく、スポーツで実績を上げた生徒ばかりが取り上げられているのが残念。 -
史上最強シリーズ読了後なので、
同様の濃さを期待してましたが、
そこまでの濃密さはなかったです。
都立水商での事件(?)1つ1つを
を深く掘り下げると言うよりは、
どちらかと言うと、水商設立から
主人公退任までの数年間の主要な出来事を
深くまで踏み込まない程度で展開されてました。
この点については、個人的な期待があった分
物足りなかったですが、全体としては
面白い小説でした。
登場人物達も個性的な特徴ある人物が多く、
史上最強シリーズに繋がる要素が垣間見えました。 -
記録
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面白かった。
ありえない設定だけど、まさに『けしからん!が面白い!』 -
著者のデビュー作。
とある官僚の宴席での戯れ言から、歌舞伎町に実験的に設立された、水商売のプロを養成する都立高校。専攻科は、女子生徒向けに「ホステス科」「ソープ科」「ヘルス科」、男子生徒向けに「マネージャー科」「バーテン科」「ホスト科」「ゲイバー科」が用意され(後に「SMクラブ科」と「イメクラ科」も追加)、その道のプロを教師陣に迎えて本格指導を始める。
落ちこぼれが集まる破天荒なお水養成学校だが、何故か生徒の士気が高く、卒業生はお水業界から引く手あまた。また、女子柔道の金メダリストを輩出し、高校野球でも優勝してしまうことで世間の耳目を集め、一躍人気校にのしあがる。
こけしを使った鍛練「水商ソープ科の手こすり千回」には笑った!
著者の作品はホント癖になる。 -
とてつもなく素っ頓狂な設定の中で描かれるのはどこまでも真っ直ぐな青春物語。そのバランスが心地よくて、何回笑って何回泣いただろう。