剥がされた皮膚 (小学館文庫 シ 2-1 マンチェスター警察殺人課ファイル)
- 小学館 (2006年11月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094080872
感想・レビュー・書評
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女性が殺され皮膚が剥がされると言う連続猟奇殺人の犯人を二人の刑事が追い詰める話。
いくつかの事件が平行して起こる警察小説で、中心になる事件は猟奇殺人。他にDV、普通の殺人などが起こるが、どれもこれもがお互い何かしら関係していて、雑然とした印象はない。
少し都合が良すぎるような気もするけど、フィクションなのでこんなものか。
事件と小説の舞台であるマンチェスターの現状の絡ませ方は巧いなあ。
主人公のジョンがたまにやなヤツになったりするけれど、そこは人間臭さを感じておくべきか。相棒のリックの不思議さがもっと描かれていたら、二人の対比がくっきりとしたんじゃないかと思う。
1作目が未訳なので、ジョンと上司の対立など不明瞭なところもあるけれど、十分面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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