- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094081008
感想・レビュー・書評
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<内容>
史上最大のIT企業が設置した“48番目の都道府県”萩原県。そこは全国から集められた800万人の「ニート」たちが暮らす、最先端の福祉行政の地だった。 だが、住民たちは悪夢にうなされている。炎、地獄の骸骨、そして金縛り。萩原県の地底には巨大な陰謀が眠っていた。 イラクから帰国するや、不可解な速達を受け取った臨床心理士・岬美由紀は再び混乱の渦中へと疾走する。岬美由紀の前に立ちはだかる『蒼い瞳とニュアージュ』のヒロイン、宿命の臨床心理士・一ノ瀬恵梨香。そしてメフィスト・コンサルティングのダビデ……。 エンターテインメントの頂点を極めた人気シリーズ初の文庫書き下ろし最高傑作!
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臨床心理士のお話
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史上最大のIT企業が設置した福祉都市をめぐるお話。最初から陰謀のにおいがプンプンしますが、上巻も終末の近くでようやくそのネタが明らかになります。<BR>
失礼ながら、こんなネタで、最後はどうやって落とし前つけてくれるのか少々心配になってしまいますが、そこはそれ、松岡エンターテインメントなんで、期待してもいいんでしょうか。<BR>2006/1/5 -
岬美由紀、千里眼シリーズ最新作。
娯楽小説としてはこの上ない緊迫感、スピード感と圧倒的なスケールで物語が展開していて一息に読めてしまう。
ぜひ映画化してほしい。