ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)

  • 10人登録
  • 3.25評価
    • (0)
    • (1)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
制作 : Naomi Hirahara  富永 和子 
  • 小学館 (2008年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081985

ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • NYで再建中の日本庭園のオーナーが死体で見つかり、娘婿が容疑者になった。
    日系二世の庭師マス・アライは娘との絆を取り戻すため捜査に乗り出す。

    コミカルサスペンス。とはいえ、比較的セオリーは守られている。
    謎解きもきちんとしているし。むしろ興味深いのは日系人の暮らしの方だったのだけど、イマイチその辺が少ないかなと感じた。
    せっかくの日系人庭師と言う設定をもう少し生かしてもよかったんじゃないかと思う。日本人の"ハジ”の概念が語られていたら、犯罪動機ももっとすっと受け入れられただろうし。
    シリーズ1作目なので、その辺を軽くしてアメリカの読者に受け入れられやすくしたのかも知れないけど、ちょっと残念だ。

  • 日系2世の庭師マス・アライが探偵役のシリーズ。
    娘のマリは幼い頃からあまり落ち着きがないので、妻は「ガサガサ・ガール」と呼んで笑っていた。
    マスはマサオの略称。
    妻の死後は娘のマリとはほとんど行き来が無くなっていたが、助けを求められ、はるばるニューヨークまで出かけてくる。
    まだ赤ちゃんの孫タクオが病気で、憔悴した様子のマリにマスは驚く。
    娘の夫ロイド・ジェンセンは白人で、彼が担当していた再建中の日本庭園が何度も荒らされていたのだ。
    近所に住む反対派の仕業か?住宅街の真只中に一般公開される庭園を造ることに反対があったのだ。
    場所はかってのワックスリー邸。
    シルクで億万長者になったカジー(カズヒロ)・オーウチが、もとはワックスリー邸の庭師の息子で、この家で育ったのだ。
    ゴミだらけになった庭を片づけていたマスは、カジーの死体を発見する。
    なかなか強烈な性格だったらしい富豪。敵はいくらでもいそうだが…
    疑いはロイドに、ついでマリにかかってしまい…
    娘夫婦を守るために、人脈を駆使して老人は闘う!
    目立たないことが一番と心得て、時には追い出され、時には無視される日系の庭師。無口で、言わなくてもいいことは言わない性格。
    マスはアメリカ生まれだが、一時日本に戻って育ち、終戦時には広島にいたという。
    凄惨な光景を見たためか、家に落ち着かず、ギャンブルに溺れ、何かあると逃げ出してしまうことがあった。
    そのために娘との間に溝が出来ていたのだが、これで少し埋まるという結末に。
    著者は南カリフォルニア在住。
    父は広島で育ち、戦後カリフォルニアで庭師をしていたそうです。

  • 推理小説としては、期待できないけれど話的には面白かった、マリは最初はマスのことが嫌いで仕方なかったけれど、だんだん心を開いていき最後は、マスのピンチにかけつけて犯人のミス・ワックスリーをやっつけたりしていたけれど何も殺すことはなかったのではないだろうか・・・私は最初夫である「ロイド」が犯人ではないかと思った。とても頼りない夫(いざとなると、居なくなっちゃう)だったので、それにチャッカリしているところもあって、最初「マリ」を犯人として捕まえさせてその後保釈金をマスの自宅を担保にしたりするところは、余りにチャッカリしすぎていてもしかしてコイツが犯人なのではないだろうか?と思ったりした。

全4件中 1 - 4件を表示

ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)を本棚に登録しているひと

ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ガサガサ・ガール―庭師マス・アライ事件簿 (小学館文庫)はこんな本です

ツイートする