日本沈没 第二部〔小学館文庫〕 (下) (小学館文庫 こ 11-4)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082753

感想・レビュー・書評

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  • ひどすぎ。つまらなさすぎる。お金と時間の無駄でしかない。

  •  だめだこりゃ……(´ェ`)ン-…

     地球を股にかけ、膨大な人物が様々な事態に直面する壮大な物語だけど、全編読み終わってみるとその中から「なんでこれらのキャラ視点にして、これらの地域を舞台にして、これらのエピソードを詳述したのか」が、さっぱりわからなかった(>_<)
     不審船シーンにしてもウズベクゲリラシーンにしても、映画ならザコキャラパートだよなあ……(´ェ`)ン-…

     大風呂敷を広げた割にオチはとってつけたみたいだし、エピローグは極端に時代をすっ飛ばしててア然……(´ェ`)ン-…
     地球シミュレータのデータがカギってのも……(´ェ`)ン-…
     あんなの、どれだけ信用できるのか……(´ェ`)ン-…

     谷甲州の文章もまた……(´ェ`)ン-…
    「こうこうと思った。しかしすぐこうこうではないかと思い直した。結果としてはこうだった」という無意味でノタクタした心理描写が多すぎ(>_<)
     そもそも、中国高官の玲子への接近とか、シミュレータのデータ持ち出しとか、不要なシーン過剰(>_<)

     解説・森下一仁には涙(T_T)
     この人の名前を見たの、何十年ぶりだろう?(T_T)
    「コスモスホテル」、よかったなあ(´∀`*)ウフフッ
     彼も本作のスタッフだったんだね( ´ ▽ ` )ノ
     ひょっとして本作は、谷甲州も合わせかつて将来を嘱望されながらパッとしないまま老境に至った後輩SF作家ふたりに小松左京が給付した「年金」のようなものだったのかも( ´ ▽ ` )ノ
     本来、こういうポリティカル・フィクションは田中光二なんかが得意とするところだったもんね( ´ ▽ ` )ノ


     野球で言えば場外ファール( ´ ▽ ` )ノ
     力は見せつけたけど、あとに何も残らない( ´ ▽ ` )ノ

    2018/12/12



     

  • Reader Store

  • 33年を経て完結した日本沈没。沈没後の世界を描写。小松左京のアイデアをもとに谷甲州が執筆したとのこと。面白かった。

  • この下巻では、日本列島が沈没した原因で東アジアの気候が変動し、その煽りを喰って中国が北朝鮮に侵攻し、政府があるプロジェクトを実行し。

  • 第二部は日本列島が沈没してから25年後の物語。国土は消失しても国は存在しているという話。地球規模の気候変動と、地球規模の事案を取り扱う場合、国民、あるいは地球人はどのような目線で活動しなければならないのか?小松左京とそのチームが来るべき真のボーダーレス社会における人類のありようを問うた作品に仕上がっている。

    タイトルから本書を手に取ると、どうしても国土やマントル、マグマ、といった地殻変動方面の目線になってしまう。これは日本が地震や火山、津波に強い関心を持っているからしょうがないことではある。しかし本書が見据える視点は地球規模の地殻変動や気候変動をトリガーにした地球人としての振る舞いについて目を開かせようとしているのではないだろうか。

    考えてみると、既に国籍をもつ国を離れて暮らしている人は相当いるし、国籍そのものを変えている人も大勢いるわけで、国や国土といった概念は我々(というとステレオタイプだが)日本人のもつイメージとはすでに大きく変動しているような気もしてきた。しかも本書ではそれが20世紀に記されているわけで。先見の明というか、自身の視野の狭さに愕然としつつ、目を開いていかねばという感慨にふけるのである。

  • 「第一部」が超スペクタクル巨編だったのに比べると、話はさらに壮大ではあるものの、長期の気象変動ということで、地味に感じられた。
    だが、じっくりと読み進めていくうちに「日本人のアイデンティティとは」という主題に惹かれていく。国土を持たない民(民族?)の拠り所はこんな点にあるのだろうか。

    地球温暖化に向けて世界の足並みが乱れ始めている時、読むべき一冊。

  • <閲覧スタッフより>
    【SF文学諸作品】
    国内外のSF小説黎明期から現代まで、定番を中心に様々な作品を集めました。中には映画化されたものもあります!お気に入りの一冊を探してみてください。

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    所在記号:文庫||913.6||コマ
    資料番号:10224493
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  • 080715

  • 下巻の途中から、どのようにして収拾をつけるのか心配になったのですが、驚きました。ということで★2個とさせていただきました。上巻は面白かったです。

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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