日本沈没 第二部〔小学館文庫〕 (下) (小学館文庫 こ 11-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082753

感想・レビュー・書評

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  • 谷甲州の悪文に悩まされ、全然進まず、読み終わった瞬間に「やれやれ」と思いました。

    谷甲州の悪文だけでなく、内容もつまらなかった。

    生涯で読んだ小説の中でも駄作の極み。

  • 第二部完
     漂流する日本人の行きつく先は宇宙?
      人類の行きつく先は宇宙と言うのは小松さんの思想が出てる気がする。

     小野田さんの静かな再会はよかったが、直前に戻るとはちょっと不自然。
     国際的な駆け引きはあっけなく終了、もう少し引っ張ってもよかった気がするけど、そうすると長くなりそう。

     地球の今後は温暖化か?寒冷化か?微妙なところですね。
      寒冷化の方が、まだ生き延びる確率は高いのか。

  • 政治的な動きを中心に語られていたためあまり身が入らなかった。
    周辺諸国との駆け引き?が面白いのだろうけど、私にはよくわからなくて残念だった。
    完全な地球崩壊を期待して読み始めたので、結末があっさりしていたのには肩透かしをくらった感じだった。もう少し、読んでいるこちらまでじわじわ追い詰められる感覚が欲しかった。
    パニックを求めて読むと退屈。
    シュミレーションとしてなら面白い。

  • 前作についてはほぼ忘れてしまったけれど、国土を失い、世界中に散らばった日本人の行く末がどうなってしまったのかに興味が湧いて第二部を手にとってみた。
    確か、前作の最後はシベリアの列車だったような気がする。寂寥感が半端なかったような思い出だけが残っていた。

    さて、第二部に登場する日本人たちは、どの面々も力強い。うなだれた人物は誰一人おらず、皆未来を信じて行動する人物ばかりだ。寝食を忘れて仕事を完遂させていく人物設定は、昭和世代の日本人像のままで、あまりに画一化されているのではないか、という疑問が最後まで足を引っ張り、共感するところまでは到達し得なかった。言ってみれば全員が星飛雄馬なのだ。「巨人の星」は好きなのではあるけれど、さすがに時代観は違ってきているでしょう。
    ある意味、日本人であることの根っこを問うことになる作品であるはずで、そうした記述も多いのだけれど、多様な考え方はあまり無いように見えた。むしろ思想書に近い内容かも知れないという予想で読み始めたので、やや不満が残ってしまった。
    SF的なネタもメガフロート、地球シミュレータぐらいで、日本沈没の壮大なハッタリに比べると、規模が小さく、驚きが少ない。
    その後の日本人を描くのか、その後の世界変動を描くのかどちらつかずとも言える。いっそ世界が氷に覆われるその過程と生存への脱出行を描いた方がリアル感が出たのかも。

    30年寝かせてネタも丸くなってしまい、しかもプロジェクト集団による作品となって、強烈なブルドーザー感が失われてしまったように見えたのがやや残念でした。

  • 下巻に入って物語は、ぐいぐい展開していきます。最後は、少々出来すぎのエンディングですがここは、小松左京「日本沈没」へのオマージュということで。

  • やっと読み終わりました。読後、で、どうしたいの?って感じになってしまいました。子供のころ読んだ時には、こんな小説をかける人が日本にいるんだって感動したんですけど。残念。
    なので、一作目が読みたくなり思わず、思わず買ってしまいました。

  • 諸国に散った日本人がどう生きたかを描く第二部。第一部のスペクタクルを期待すると肩透かし。それにしても散漫な内容。構想だけデカ過ぎて風呂敷が全く畳めてないなぁ。

  • ん~,物足りない感が残るかなぁ。日本と日本人というテーマはもう少し掘り下げて欲しかった。第三部はさすがにないか。。。

  • 首相と、外相の、これから日本に着いてのビジョンを語る所、在の日本の状況とも繋がっていますね。 中国と米国への、小松さんの考え方もハッキリしていて最高!(たまたま、日本沈没が図書館で借りられなくて借りた本でしたが、最高でした)

  • 地球規模で人類を考えるというにふさわしい物語。また、鳥飼首相、中田前首相のリーダーシップの素晴らしさは、東日本大震災対応で批判される現首相との対比がおもしろい。11.4.29

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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