- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094083194
作品紹介・あらすじ
恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。キスをして、好きだと思って、何かをわかり合って、やさしい気持ちになって――。そんなことがある度に、私たちはスタンプを押す。いつまで続くのかな? 密やかな気分で私は思う。このカードはいつか、かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっとくる。その日まで、私たちは小さな声で歌うのだ。最強の恋のうたを歌うのだ――。
累計18万部突破のロングセラー「100回泣くこと」に続く、初恋青春小説の誕生。
感想・レビュー・書評
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友達のおすすめ本
落ち着いた男女の若さが漂う恋愛模様が描かれており、穏やかな気持ちになれる
普段恋愛小説を読んでいて物語中の出来事を自分事として捉えることはあまり無いのだけど、この小説のヒロインの言葉には共感という意味で何度か心をじんわりと温められた
きっと自分の中で何かが変化してるんだろうな
日常の見過ごしそうな幸せを言語化してくれる本は定期的に吸収したいよね
✏大野君は最後に残っていた鴨肉を食べた。それは私が狙っていた肉だったけど、許してあげることにした。たとえ恋人同士でも、肉にキープなんかないのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014/12/30 読了1回目
2020/05/22 読了2回目
二人の視点からストーリーが描写されている。
幸福感に満ちた付き合いたての二人が眩しい。
にくめない坂本くんや破茶滅茶な木戸さんなど脇役がいい。 -
よかったなあ〜
感情がこう激流みたいになってしまうから恋愛が個人的にも苦手なのだけど、このふたりは小川のせせらぎみたいに穏やかでやさしくてじわじわ恋愛してる感じがよかった -
あーーーーこのカップルほんっとうに好き、、、好きな文章が沢山あった。あとでフレーズ登録しようと思ってたくさん写真撮った。その中でも彼女が好き。大好き。って実感してるのがすごい可愛くて共感して私もこうなりたいなって思う。
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もどかしいね~。ゆっくりゆっくりな2人。
そのもどかしさは決して嫌ではないし、本人たちも嫌がってるわけじゃなくて楽しんでさえいるみたいだからいいんだけど、ちょっとあり得ないくらいのゆっくりペースだ。
「僕の好きな人が・・・」にも出てきた木戸さん。存在感あるな~。なんか気になる存在なんだよな。坂本くんの話が最後にあったけど、嬉しかったな。こういう感じで木戸さんのその後の話も知りたいな。っていうか、それを言ったら大野くんたちのその後も知りたいけど。 -
「絶対、最強の恋のうた」というからには…もちろん木戸さんのギターが唸りを上げるんだろうと、そう思っていたらそんなことはなかったというのが残念でした。
同著者の「僕の好きな人が、よく眠れますように」を先に読んでいたので、その中でもいい味を出していた木戸先輩の勇姿が見たくて購入したのですが…ギターこそ聴けなかったものの、相変わらず木戸さんは木戸さんでした。
鍋をすれば肉ばかり食うし、突然よくわからないけど妙に説得力のあることを言うし、シーズナルスポーツプレイヤーには謎の対抗心を燃やすし…しかし、それが木戸さんの魅力なのだなぁと改めて実感。 -
普段ミステリーとか、割と暗い話を読んでいるので、たまーに恋愛小説が読みたくなります。
ただ、主人公(またはその恋人)が病に倒れて・・とか、そんな劇的な話は実はあんまり求めていなくて、ただただ淡々とした恋人同士の話を読みたいなと思うんです。
そういう意味ではこの本はぴったりだったかな。
朗らかな気分になりました。 -
高校生のときにはじめて読んでから、私的No.1にあり続けている本!
登場人物達のかけ合いや関係性がとても素敵。
行き詰まったときや心が荒んだときに読み返したくなる、本当に大好きな本。 -
恋人同士にも一緒に過ごす時間と別々で過ごす時間の過ごし方や考え方、思いは違う。登場人物の経験することや考え方一つ一つが面白い。