遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫 お 1-3)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083262

作品紹介・あらすじ

経営コンサルタント、大学教授、経営者として超多忙な日々を送りながら、一方でオフロードバイク、スノーモービル、スキューバ・ダイビング、さらにはクラリネット演奏や電動自転車での街探訪まで、多彩な趣味を楽しんでいる大前研一氏。そういう充実した「オフ」が、日々のエネルギーになり、老後への不安を一掃しているという。では「時間が無い」「カネが無い」「(心の)余裕が無い」サラリーマンは、どうすれば有意義なオフを手に入れることができるのか?大前氏が人生を二倍楽しむための「遊び術」を指南する。

感想・レビュー・書評

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  • 普段仕事をしていて、
    仕事しかしていないことに気づき
    何かの助けがあればと思い本書を読んで見た。

    ところが、趣味については、
    生涯リタイヤしても続けることができること、
    仕事意外の利害関係がない人を作ることが書かれている。

    また、遊びのことだけでなく、
    家族経営する上で大前研一氏が
    どのようにマネジメントをしているか
    書かれていたので驚いた。
    奥様との生活、子供の教育について、
    どのように関わってきたのか、
    大変参考になった。

    家族経営は男性視点で書かれているが、
    女性の方が読んでも大変参加になると思う。

    さらにリタイヤ後にどこの地域が住みやすいのか
    提案がありこちらも参考になった。

    個人的には夫婦で読めば、
    家族経営する上で共通の認識が出来上がるので
    オススメしたいと思った。

  • 大前さんといえば言わずもがな、日本有数の経営コンサルタントの1人で、ビジネスの面ではマッキンゼー日本支社長、アカデミックの面では大学教授をされていて、そんな大前さんのプライベートを元に語られる大人の遊び方がメインの内容。

    結論としては、デキるサラリーマンは仕事も遊びもどっちも全力だし、どっちもハイブリットに進めていくというもの。
    かつ経済的な部分もガッツリ記載されていて、特に家族持ちのサラリーマンにはより刺さりそうです。

    メインは冒頭の通り、大前さんのプライベートに沿った内容で、例えば休日の過ごし方から子育てのリアルな部分なども記載されており、最後は老後の過ごし方や老後資金の備えなどまで書いてあり、ある意味デキる人(=大前さん)の人生のライフプランを学べる内容となってます。

  • 「大前研一」の著書『遊ぶ奴ほどよくデキる 』を読みました。

    「大前研一」作品は、昨年8月に読んだ『私はこうして発想する』以来ですね。

    -----story-------------
    経営コンサルタント、大学教授、経営者として超多忙な日々を送りながら、一方でオフロードバイク、スノーモービル、スキューバ・ダイビング、さらにはクラリネット演奏や電動自転車での街探訪まで、多彩な趣味を楽しんでいる「大前研一」氏。
    そういう充実した「オフ」が、日々のエネルギーになり、老後への不安を一掃しているという。
    では「時間が無い」 「カネが無い」 「(心の)余裕が無い」サラリーマンは、どうすれば有意義なオフを手に入れることができるのか?
    「大前」氏が人生を二倍楽しむための「遊び術」を指南する。
    -----------------------

    世界的経営コンサルタントとして、常に独創的なビジネスアイデアを生み出し続けてきた「大前研一」は、超多忙な日々を送りながらも、多彩な趣味を楽しんでいるとのこと… 有意義なオフを愉しむための考え方や実践方法が以下の構成で解説されています。

     ■はじめに
     ■序章 「勝ち組」の条件はオフにあり!
     ■1章 年齢不相応の精神を持て!
     ■2章 ブルーマンデーを撃退せよ
     ■3章 旅に出よう
     ■4章 オフのIT活用術
     ■5章 酒場はこう楽しめ
     ■6章 家族マネジメント術
     ■7章 目から鱗の子育て術
     ■8章 老後は今から備えよ
     ■解説 大胆かつ細かく伝授された「遊びの極意」 橋本大二郎(前高知県知事)


    多忙なはずなのにオフを充実させている「大前研一」の時間の使い方は参考になりましたねぇ。

    金曜日の夜からオフを始め、体力を要するレジャーは土曜日に愉しみ、日曜日は心も身体もオフ… そして、日曜日の夜からは仕事に備えるという週末の時間配分は、これまで自分が理想と考えていたカタチ、、、

    この時間配分は、是非、実践したいですね… 最近、運動不足なので、できれば土曜日はスポーツで汗を流してリフレッシュしたいなぁ。


    その他にも、、、

    仕事関連の本は不真面目に読むくらいの方がいい、

    アフター5や週末は会社以外の人間と付き合うべき、

    飲みニケーションのデメリット(飲むなら仕事の利害関係の無い人とパブ型で…)、

    等々… 共感できるけど、実現できていない内容が多かったですね。


    ビジネス書ではないけれど、、、

    ビジネスで成果を挙げるために必要なオンとオフの使い方を学んだ気がしました。

    ワークライフバランスって大切ですよね。

  • 人生に遊びをどうくみこんでいくか、これについて考えていた自分にはドンピシャの内容

    ・計画的に遊びの予定を立てる
    ・教育に関して、全て公立で学費を浮かすと言う考え方もある。マイカーもいらない
    ・自分にとってのマイセン(=本当に欲しいもの)にお金を使おう




    本場に行こう

    数行でいいから趣味日記を書こう

    ・vanity dayを設定しよう
    マッサージ、散髪などをまとめて
    これには、ついつい後回しにしがちな非生産的なものをまとめで行う、リラックスする意味合いがある


    仕事で辛くなった時に、あそこに行こう、となれる場所を作ろう

    体を酷使するイベントは、土曜に行うことで日曜に疲れを残さない

    大前氏は5時起き

    一人時間のススメ
    ・一人時間をスケジュールに組み込む
    ・リフレッシュ空間は集中空間にはなりにくい
    ・空間の配置を固定

    ビジネス書は1時間で読め
    ・エッセンスでは自然に手は止まる

  • 遊ぶために時間を作る事は、非常に同意。

  • いつまでもエネルギッシュに遊びたいねー

  • ・オフの計画はきちんと立てること
    ・金曜日の夜は土曜日・日曜日を満喫するための助走期間
    ・一人になる時間をスケジュールに組み込んで習慣化する

  • 大前さんによる「オフの遊び方」徹底論本。
    ぶっちゃけ、「遊ぶやつほどよくできる」とはこの本では納得できず、「仕事においてパフォーマンスが高いような、何でもしっかり考えてやれるようなやつが→結果的に遊ぶことも全力でできる」ような、逆因果のような気はしなくもない。

    この本の面白さは、日本でもトップレベルの付加価値を出しているであろうビジネスパーソンが「遊べ!家族との時間を作れ!」と説くことにあろう。

    誰もが、大前さんほど忙しくないし、価値も出せていないののに、遊べてもいなけば、家族との時間も創りだせていない(大前さん自身がスーパーマンだからできるのかも)。その上で、自分の仕事の仕方、余暇の過ごし方を見直すきっかけになる。

    *オフの年間計画を最初に立てている。

    *日本ほどマリンスポーツが後進国である国はない。もっと、海をレジャーのために開放するべき。

    *川の散策は楽しいぞ。

    *マッキンゼーで働きすぎて体調を崩した。3週間、パラオで時間を忘れてぼけーっと過ごしたら、見事に回復。そのような時間をつくるべき

    *定番アイテムをもて。「ブランドに興味がない」と「モノに興味がない」では意味が違う。高いものを保つ必要はないが、自分のニーズを満たせる商品をこだわって買え。

    *難関私立中学、難関私立高校、難関大学で育った子どもなんて、大成しない。今は先行きのわからない時代である。積極的に自然や多くの世代の人の中に放り込み、ストリート・エリートを育てるべき。

    *忙しいから予定が組めないはおかしい。家族との時間こそ一番の優先順位の高い課題として、先にスケジュールに組み込んでおくべき。

    *父親の書斎が無いのに、子ども部屋があるのがおかしい。書斎をつくって子どもに勉強する姿を見せよ。

    *子どもの悩みはあるきながら聞こう。対面だと話しづらい。

    大前さんの親孝行ぶりがすごい
    *年間スケジュールは母に全部渡している。出版物もすべて送っている

    *テレビを見ながらの食事が家庭を崩壊させる!p177
    ・これは、完全に同意。私も見を持って経験していることだ

    *子どもの小遣いをテストの勉強で比例させるな。あくまで家庭における貢献度合いで小遣いの配分を決めよ。家庭内の家事・労働を手伝うことによって、金銭を与えたほうがいい。勉強は他人のためではなく、自分のためにするものだ。

    *大前氏の通った中学は下町にあり、いろんな環境の子どもが通っていた

  • 大前氏がオフについてまとめた本。

    「遊び」だけでなく、家族や子育て、
    老後など、仕事以外の生活面について、
    広く述べられている。

    どこかの連載をまとめたのか?
    若干重複もあるような気がしたが、
    話は、とても具体的である。

    氏の本は、自慢話に聞こえる部分もあるが、
    そこは大人になりましょう。

    コミュニティとのつきあいや、
    趣味の話などは、40歳を過ぎた私には参考になった。

    新しい趣味をスタートさせたいと思う。

    [more]
    (目次)
    序章 「勝ち組」の条件はオフにあり!
    1章 年齢不相応の精神を持て!
    2章 ブルーマンデーを撃退せよ
    3章 旅に出よう
    4章 オフのIT活用術
    5章 酒場はこう楽しめ
    6章 家族マネジメント術
    7章 目から鱗の子育て術
    8章 老後は今から備えよ

  • タイトルだけだと、チャラ男の話かと思った。
    大前研一って実はチャラいのか?と笑いそうになったな。笑

    タイトルで抱いた印象はそのようなモノだったが、内容は意外と(やはり?)いいものだった。
    無駄な休日を過ごさず、また休日を決して浪費せず、クレバーな休日を過ごそうというのは本当に大切!
    自分自身、予定がなければダラダラ過ごしたり寝るだけで終わる日も多いので、本当に見直さないといけない。

    途中の「大前研一の過ごし方講座」的なところは正直まったく興味が湧かなかったが、休日に対する考え方や向き合い方は重要視しなくちゃいけないなぁ。
    いやー、「Thank Godness! It's Friday!」とは、本当に良い言葉だと思った。

    また、大筋からは逸れていたが、子どもの教育環境やイジメ対策については、本当に素晴らしい内容だったなぁ。
    子どもができたら、そういう選択肢も用意しておいてあげたいものだ。

    下記「総論」にもまとめたが、「オンと同じくらいオフにも神経を使う」事が人生をより充実したものにするのは間違いない!!
    休日やプライベートの時間をもっと大切にしなくちゃいけないね!


    【内容まとめ】
    総論:「オン」と同じくらい「オフ」にも神経を使い、クレバーに時間・金・余裕を生み出して大いに人生を楽しむ!
    →「デキる奴」で、仕事がデキる奴という範疇を超えて、人生そのものを謳歌できる奴に!

    1.週末をごろ寝して過ごすのは、接待ゴルフ以上に最悪

    2.趣味は「狭く、深く」が基本。深めること。
    →イメージとしては、1時間は語れるくらいに1つの趣味を追いかけるべき!

    3.「Thank Godness! It's Friday!」よい週末を!!

    4.私立に行かせて進学率やいじめ対策をするのではなく、様々な生徒の様々な家庭環境を目の当たりにさせて、思いやりや本当の優しさというものを学ばせる。
    →いじめの標的にされた場合、「学校に行きたくなければ行かなくてもいい。」という選択肢を与える。

    5.アメリカではリタイアが近づくと、資産運用の勉強を始めるのが常識。


    【引用】
    「オン」と同じくらい「オフ」にも若いうちから神経を使い、クレバーに時間・金・余裕を生み出して大いに人生を楽しむ。

    「デキる奴」で、仕事がデキる奴という範疇を超えて、人生そのものを謳歌できる奴に!


    p11
    週末をごろ寝して過ごすのは、接待ゴルフ以上に最悪だ。
    次に何かやるための準備としての短時間睡眠を除き、時間の浪費以外のなにものでもない!


    p13
    今こそサラリーマンはオフを充実させる絶好のチャンス!
    とはいえ、仕事での成功を諦め、競争社会から降り、のんびり生きよう、趣味に生きようなどと、スローライフ的な生き方を薦めているわけではない。


    p16
    ・年間100万円のオフ資金を作る方法
    子どもの教育費をすべて公立にする
    マイカー所有をやめ、必要時のみレンタカーやカーシェアにする


    p34
    ・趣味は「狭く、深く」が基本
    多芸多趣味で大抵の話題についていける人がいるが、じっくり話を聞こうとすると、5分10分で話の種が尽きる。
    これじゃあ雑学だ。
    イメージとしては、1時間は語れるくらいに1つの趣味を追いかけるべき!


    p60
    仕事で辛いことがあって思い詰めてしまいそうなとき、「あそこに行ってみよう」と思えるような、
    視点をガラリと切り替える「馴染みの場所」を持っているかいないかでは雲泥の差がある。
    前の週に溜まったストレスを引きずることなく、月曜日に爽快な気分で出社できるかどうかの分水嶺になる。


    p69
    ・TGIF
    Thank Godness! It's Friday!
    アメリカで金曜日の夕方から夜にかけて飛び交う、1週間を無事に過ごせたことを感謝する言葉。
    「よい週末を!」という表現になったり、残業を笑顔で婉曲に断ったり、メールの末尾につければ「今週送る最後のメールです」というメッセージになる。


    p130
    ・雨の休日にはPCで「自分史」を整理する
    読書、ビデオ鑑賞、音楽鑑賞が悪いとは言わないが、あくまでも受け身型の楽しみである。
    では、より能動的に何かを行い、雨の日を充実したものにするためにはどうすればいい?

    自分の音楽資産や写真資産、映像資産の整理と編集に時間を使おう。(=自身の棚卸し)
    新たな趣味を模索しよう!


    p239
    ・「小遣い廃止」から始める子供のマネー教育


    p243
    ・受験失敗、いじめ、窮地の子供はこう救え
    受験勉強だけでなく、好きなことを徹底的にやらせれば良いのである。
    また、私立に行かせて進学率やいじめ対策を講じるだけではなく、様々な生徒の様々な家庭環境を目の当たりにさせて、思いやりや本当の優しさというものを学ばせる。

    ・いじめの標的にされた場合
    「学校に行きたくなければ行かなくてもいい。」という選択肢を与える。
    行きたくないのなら無理に行く必要はない。
    ただ、家にいてもやるべきことだけは分かっているはずだ。
    試験の時だけは学校に行って、とにかく1番になろう!
    見返してやれ!!


    p267
    アメリカではリタイアが近づくと、資産運用の勉強を始めるのが常識だ。
    外国の金融商品をうまく運用して経済的な不安をなくし、豊かで充実した老後の土台を築く。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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