感染列島 パンデミック・デイズ (小学館文庫 よ 6-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084085

感想・レビュー・書評

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  • 感染パニックものだが、パンデミックとは言い難い。エボラ出血熱のような致死的ウイルスだが、まだヒトーヒト感染は起こっていない。背後に名画の贋作を手掛けるグレープが存在し、推理もの、ミステリー要素が強かった。

  • 2000年代の小説か。その頃から世界的パンデミックの危険性は言われていたわけで。コロナで一気にきたけども、これからも繰り返されるんだろうね、、

    小説としては、ウイルスの謎に迫るくだりは面白かった。ライトな医療ミステリというのかな。人物描写やヒューマンドラマ的な部分はなんとなくぼんやりだったけど。

  • もっとパンデミックなものを期待してたからそんなにパニックになってなくてすこしがっかり。
    結構簡単に人が死んでくからびっくり。

  • 折りしも、この本を読み終えた日に、私のmailがパンデミック状態になってしまった。

    やけに現実の出来事にタイムリーにマッチしているなと思ったら、映画「感染列島」を小説化するにあたり、先日の豚インフルエンザ騒動を加筆したとのことだった。

    それにしても、未知のウィルスがどんどん進化して凶暴になってくるというのは、現実に起こっていることながら恐ろしいことである。

    目に見える危険は回避できても、実に見えない世界からやってくる敵から身を守るすべは、本当にないですよね。

    いまの生活を考えると、毎日 すし詰めの電車に乗って、特にこの季節、ジトッとした人の汗を避けることもできず、すぐ目の前にある顔から吐き出される息を避けることもできず、こんな状態で、誰か一人がウィルスを持ち込んだら、間違いなく感染してしまうに違いない。

    この危険から身を守るには、山奥にでも引っ込まなければならないが、それはそれで、ネズミや鳥、虫、ダニといった都会ではほとんど目にすることのない、媒介がウィルスを運んできてしまう。

    いやな世の中になったものだ。

    この小説の最後のメッセージは、地球環境を破壊し続ける人間への神からの警鐘ということになっているが、まさに神のご宣託なのかもしれない。

  • 2009/7/19 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/10/6〜10/10

    映画「感染列島」の原作。強毒性の未知のウイルスを扱う医療サスペンス。いつもの吉村節ではあるが、ちょっと展開に無理がある。まあ、映像化を意識して書いたのなら、こうなるかなあという感じ。

著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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