ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1)

著者 :
  • 小学館
3.47
  • (13)
  • (44)
  • (38)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 259
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086201

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 家庭を顧みず、ヒルクライムに没頭する大作。
    マラソンをやめ、大学をやめた礼二。
    坂バカ集団が2人を中心に物語を進めていく。
    大作の娘あかりは、父親に反発していたものの、礼二と付き合い出す。一見軽い付き合いに見えるが、本気らしい。
    人間ドラマが大半。もっともっと自転車のことを深く描いて欲しかった。

  • 結局作者は何を書きたかったのだろう?
    登場人物たちの自転車への思いなんだろうか?
    登場人物たちの立ち位置も、微妙に意味がありそでなさそう。
    そして彼らの気持ちも描写不良?
    「で、だからなによ」って感想が常に付きまとい、結末までなくならなかった。かといって読み終えたからと言って納得できたわけでもない。

    なんかこの読了感、同じ作者の「夏・風・ライダー」という古い作品を思い起こさせる。そういう意味ではそれがこの作者の作風か、成長がないというのか。

  • 自転車で坂を登りたくはなる。
    だが、本の内容はお粗末の一言である。
    さんざん話を盛り上げておいて、話を膨らませておいて、消化不良で終わる物語。
    主人公の自転車への思い、何もかも犠牲にして坂登りに懸けた父クライマーの思い、その父と自転車が嫌いな娘の思い、すべてを描き切れず終わってしまった。終わりよければすべてよし、の悪い見本。

  • 2011年11月08日購入。未読。

  • ちょっと薄いなぁ。ただ自転車には乗りたくなる。

全38件中 31 - 38件を表示

著者プロフィール

1951年、愛知県名古屋市生まれ。大学在学中から、アニメ、SFの企画に関わる。77年、日本初の本格的スペース・オペラ『クラッシャージョウ 連帯惑星ピザンの危機』で小説家デビュー。以後SF、格闘技、自転車など様々な分野でベストセラーを送り出している。代表作に『クラッシャージョウ』シリーズ、『ダーティペア』シリーズ、『神拳 李酔竜』シリーズ、『暗黒拳聖伝』シリーズ、『じてんしゃ日記』シリーズ(一本木蛮と共著)、『ヒルクライマー』など。07年から09年まで日本SF作家クラブ会長を務める。テニス、スキー、バイク、自転車など多彩な趣味でも知られる。40代で体重増加に伴う生活習慣病の症状に悩まされるが、齢50にして一念発起、ロードバイクに熱中する。その後、わずか2年で24キロもの減量に成功、体質改善にも成功した。その過程は『自転車で痩せた人』『ヒルクライマー宣言』などの著書に詳しい。今も週に200キロを越える距離を走り、レースに参戦する現役ヒルクライマーである。現在の愛車はスペシャライズドSワークス ルーべSL3 Di2仕様。

高千穂遙の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×