ヒルクライマー (小学館文庫 た 16-1)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086201

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  • 死んだ友人の残した自転車で、マラソンをやめてしまった隙間を埋めて生きる意味を取り戻していく話

    夏・風・ライダーを思い出す。
    サラっと書いてはいるが、主人公の来歴は結構複雑で、それが自転車にのることで、何がしかを得る。
    周囲の人々も、自転車好きばかりが集まる。集団になると、異常性が見えにくくなるが、普通に考えるとのめり込み過ぎだ。
    それでも、それで良いじゃないか。そういう生き方も幸せじゃないか、といって終わる。
    作者もずいぶんのめり込んだようだし。
    まあ、全てを掴めるわけではなし、やりがいのある人生は素晴らしい。

  • 上りは大嫌いですが、ちょっとだけ登ってみたくなった。

  • ヒルクライム小説。
    赤城山ヒルクライムはこの小説が元ネタと言う訳で
    読んでみました。とりあえず1日で一気読み。
    私自信、自転車好きなので、納得したり
    感心したりしながら読み終えました。
    やっぱり著者が自転車乗りだけあって
    リアルに面白かったです。
    ただ全体的な感想を言えば
    小説そのものを純粋に楽しんだとは言えないので
    評価の星は控えめです。
    あ、文庫のあとがきの追記はなかなか良いですね!

  • なぜわざわざ苦しい思いまでして坂道を自転車で登るのか?身内にいる坂バカの気持ちが少しだけわかりました。と、同時に自転車乗ろうかな、緩い坂から、という気持ちになります。大作のお嬢さんの気持ちの埋め方は別の方法だったら息子にも即読ませられたのに、残念。

  • 普通に泣けました。

  • 「自転車に乗りたくなる」だけの本

  • 111005

  • ストーリーが薄い。感情移入することなく、意外性も乏しくサラリと終わっていった。ただしロードバイクに乗って再びレースに出たいと思えるきっかけをくれた。

  • 図書館で。自転車大好き!と言うようなストレートな作品でした。

    ただ、何と言うのかちょっとそれって男性に都合よすぎない?みたいな展開ではありました。あんなに反発していた娘がボーイフレンドの登場でパパは家族の誇りです、なんて言っちゃうんだ~ふううん、みたいな。男性の願望何でしょうかねえ… まあ娘さんが重度のファザコンだったということでしょうか。

  •  自転車小説。正確には登攀自転車小説。

     ロードバイクの競技のうちのひとつ、ヒルクライムを題材にした非常に珍しい小説。設定などなどが、自転車を愛する筆者だけに説得力がある。が、話として俯瞰すると構成が残念。勿体ない。

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著者プロフィール

1951年、愛知県名古屋市生まれ。大学在学中から、アニメ、SFの企画に関わる。77年、日本初の本格的スペース・オペラ『クラッシャージョウ 連帯惑星ピザンの危機』で小説家デビュー。以後SF、格闘技、自転車など様々な分野でベストセラーを送り出している。代表作に『クラッシャージョウ』シリーズ、『ダーティペア』シリーズ、『神拳 李酔竜』シリーズ、『暗黒拳聖伝』シリーズ、『じてんしゃ日記』シリーズ(一本木蛮と共著)、『ヒルクライマー』など。07年から09年まで日本SF作家クラブ会長を務める。テニス、スキー、バイク、自転車など多彩な趣味でも知られる。40代で体重増加に伴う生活習慣病の症状に悩まされるが、齢50にして一念発起、ロードバイクに熱中する。その後、わずか2年で24キロもの減量に成功、体質改善にも成功した。その過程は『自転車で痩せた人』『ヒルクライマー宣言』などの著書に詳しい。今も週に200キロを越える距離を走り、レースに参戦する現役ヒルクライマーである。現在の愛車はスペシャライズドSワークス ルーべSL3 Di2仕様。

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