- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094120479
感想・レビュー・書評
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近年の徳田トラオに接近しなければ書けなかった本。秀作だがもう少し徳洲会やかつての過激な選挙戦に踏み込んでほしかったがこれが限界か???
徳田の称賛本でないところが良い。著者の青木氏はテレビで見る範囲、感じが良く、バランス感覚もある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
徳田氏の強烈な個性について知りたく読んだ。期待通りの内容で、徳田氏のような真っすぐで強烈な生き方が自身の中にもあることを気付き、目的に向かってまっすぐ進むべきだと勇気づけられた。
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保岡先生との選挙の争いのほか、一代で徳洲会グループを作り上げたことなどが、取材されてくルポ。普通に面白い。
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日本一巨大な医療法人を作った徳田虎雄という人物に興味があり読破。徳之島という僻地、幼少で亡くした弟、貧乏という環境が作り出した一言でいうと反骨精神、換言すればハングリー精神の塊である。最後の方でも明記してあったが医療法人の理事長というよりは宗教法人の開祖といった関係で社員と繋がっている。努力、努力、又努力、無理な努力、無駄な努力、無茶苦茶努力をして、初めて道は開ける、
単純に精神力が凄い! -
真似できないな。徳田虎雄という特異な人物像をみてそう思った。慣習にしたがっているようでは、飛び抜けることなんかできない。徹頭徹尾一貫した態度は作為的でないことの現れなんだろう。良し悪しは抜きで、真にイノベーティブな人物は我々一般人とは全く異なる動機から仕事をしているのだろうなと感じた。
そして何しろこの人の人生で一番スゴいのはルールなんか関係ない、俺が正しいと思ったら正しいんじゃい、と医者になってさえも貫き通した人生の終わりに、ALSという難病中の難病を煩い、病のルールに囚われていること。なんたる皮肉。