紺地金泥般若心経(小学館文庫) (小学館文庫 Y た- 9-1)

著者 :
  • 小学館
3.60
  • (1)
  • (4)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094178616

作品紹介・あらすじ

仏の教えの核心『般若経』のエッセンスを262文字に集約した『般若心経』は、そのシンプルで強力なパワーで1300年の歴史を持つ大ベストセラーだ。「隅寺般若心経」は、その原型となった日本最古の経。仏教伝来時の感動を今に再現し、その魅力と秘密を現代遊行の実践者立松和平が読み解く。 ●文庫書き下ろし

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ”あらためて般若心経を覚えたくて読んだ。解説もわかりやすいが、巻末の問答集が理解を深めることに貢献している(なぜさまざまな経題があるのか等)

    本書が元にしているのは隅寺(現・奈良 海龍王寺)で書写され、現存する文書。書影も味があってありがたみが増す。


    <読書メモ>
    ・五蘊…この世を成り立たせる5つの要素。色=物質的構成要素、受=人の感受作用、想=表象作用、行=意思作用、識=識別作用。
    ・菩提薩た…サンスクリット語のボーディサックの音訳。仏のこのうえないさとりを求めて修行する人。自分の修行をする自利、他人を救済する利他、この二つの修行をする人。略して菩薩。
    ・造経された一巻は(略)二十五紙ないし三十紙を一巻としていました。(中略)
     経文自体にもっとも呪術的霊力があるとされ、一巻のなかにこの経文が多ければ多いほど、効力が強くなると考えられたのです。”

  • 隅寺心経は素晴らしいが、
    立松和平の心経理解は通俗的、処世的。

  • 持ってるだけの本になってるorz

  • 初版本 確保

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒。在学中に文学作品「自転車」で第1回早稲田文学新人賞を受賞。卒業後、さまざまな職歴を経て帰郷して宇都宮市役所に勤務。79年から文筆活動に専念。80年「遠雷」で第2回野間文芸新人賞、93年「卵洗い」で第8回坪田譲治文学賞、97年「毒ー風聞・田中正造」で第51回毎日出版文化賞を受賞。2010年2月逝去。

「2023年 『すらすら読める奥の細道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

立松和平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×