- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094511895
作品紹介・あらすじ
来たれ、革命部へ!クーデターを敢行しちゃう部です!最終目標は建国!私たちの国を作って、部長莉音が女王様として君臨します!これであなたも大臣だ!…俺はそんな詐欺的な部に強制加入させられた。従姉の莉音に。ただの部活ではない。莉音が部を法人化-会社にしたからだ。俺たち部員は「創業に伴う初期投資」だかで借金300万円を背負わされ、返済のためにゴミ漁りからコスプレ写真集づくりまでを休みなく手伝わされる毎日!株式会社革命部とかいうブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界!どうしてこうなった。
感想・レビュー・書評
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新谷かおる『エラン』を思い起こさせる経済バトルもの
はみ出しものが一芸に秀でた特技と活かして活躍するのは典型だが
そこに「まーけてぃんぐ」とか「まねじめんと」いうよこもじと
ライトノベルな風味で味付けするのが現在仕様かもしれない -
経済小説 in ライトノベルという異色な作品
経済小説が一般的にどのような内容なのかを知らないので比較する事は出来ないが、かなりラノベ成分が高いと思う。一部の経済用語と経済知識にライトノベルで肉付けした感じ
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本編はラノベらしく、主人公たちが起業してからトントン拍子で会社が大きくなっている。
現段階ではほぼ株式会社革命部内だけで話が完結しているが、あんなに急成長していたら、業務提携を提案してきたり、買収を仕掛けてきたりすると思うんだけど。
まあ、自分の乏しい知識での推測にすぎないが。
最後に今後の事業でアパレル業界の仕組みを世界規模で変えると言っていたが、そんな事をすれば確実に既存の枠組みから邪魔が入ると思うのだけど、今後にそのような描写はあるのだろうか。 -
2016.11.3 読了
2016-71 -
登場人物全員精薄。キツイ。
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量産型「涼宮ハルヒの憂鬱」
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読書中
経済が学べるたらなんたらと聞いたが…
どうなんだろう? -
全十巻。とある高校生五人が「革命部」なる部活をたちあげ、資本を増やしながら最終的には建国へと突き進むというストーリーである。
タイトルやテンプレートなキャラクターからは陳腐なライトノベルを連想させるが、内容はそういった類の本とは真逆である。作者の経済学、政治学、国際関係学の幅広い知識に裏づけされたストーリーは、読む者すべてを独特の世界に惹きこむ。
巻を進めるごとに、弱かったキャラクターの立ち位置もはっきりとしてくる。特に、シリーズ終盤の春日恒太の活躍は必見である。
現代世界は大きなパラダイムシフトを目の前にして、右往左往している。そのような中で作者は若い世代にこそこの本を読んでもらい、ひとりでもこの世界に立ち向かう人が現れてくれればと期待する。
無知は愚かであるが、いったん世界を知ると、その瞬間に世界は輝きを帯びる。大学生である私自身も、本書を通じて自分の知らない世界に触れてみたいと、強く実感した。