ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 490
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512496

作品紹介・あらすじ

月刊サンデーGX連載中のガンアクションコミック『ブラック・ラグーン』を、超人気シナリオライター・虚淵玄が完全オリジナルで小説化する、大ヒット企画の第二弾!舞台は再び、無法者の街・ロアナプラ-その、世界的にも例を見ない悪の「緩衝地帯」で、米・CIAが、遂行しようとする秘密計画とは?さらに、中国マフィアはどう動き、ラグーン商会は何を狙う?一つの事件を様々なキャラクターの視点から描き出す、まさに外伝ならではの胸躍る構成。『ブラック・ラグーン』オールスターズのそろい踏みを堪能せよ。

感想・レビュー・書評

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  •  お待ちかね、ブラクラノベライズ第二巻。ロットンさん、ウィザードカコイイですね(それほどでもない)。
     カカッと書いてしまうと、今回はロットン回と言っても過言ではない。虚淵玄は本当に常日頃からロアナプラでのこういう話を考えているのではないかと勘繰りたくなるほどに見事なキャラクター描写とストーリー展開を……(以下略)
     そしてやはり、ロックは今回もキレ者だったとさ。

     ……まあその、なんだ。
     そんなことより、生きているのなら神様だって殺してみせるソーヤー嬢の話をしようぜ!!

  •  今回は群像劇でした。誰もが語り部でありながら断片的にしか物語に参加しておらず、読者のみが全体像を理解できる「観客」でいられ、そして主役が脇役を、脇役が主役を演じる一風変わった大活劇。
     劇がどれだけ面白かったか、についてはぜひ本編を読んでもらうとして、CIAが立てた計画の顛末というメインデッシュに添えられる、登場人物それぞれが語るロックに対する感想もまた面白かったです。

  • これはいい! Fate/Zeroもそうだが虚淵さんの原作者を超えんばかりの擬態能力は目を見張るものがある。今巻での各キャラの活き活きとしたふざけっぷりや思考は全く違和感を感じずに最後まで濃厚な物語を楽しめた。
    物語自体の発端はギャグだが、マジが入り組んで、みんなが真剣に絡んでく様は原作の雰囲気をうまく捉えて盛り込みまくった感じ。しかもマンガであればアッサリと進んでしまいそうなところをガッツリとマジな語りで補強して見せてくれた。素晴らしい。
    そしてオチもいい具合の緩さで締めてくれた。これも原作者が脚本したんじゃないかって思いたくなるほど。
    原作好きにこそ読んで欲しい一品。

  • 面白かったなー!前回の続き的な部分もあり、原作を保管するものでもあり。
    エダの正体としては漫画よりこっちのほうが解釈一致ではあるなー。時代の違いとはいえ

  • 6/10. 
    笑った。

  • 良い〜ネトフリでリメイク希望

  • ロットンの扱い方が非常にうまかった。こんなふうに書ききったら、さぞ気持ちいだろうなあ

  • これまた一気に読めた。
    エダがいい、締まるね。ロットンもかっこよかった……ね?
    虚淵玄は作り上げた世界観の表と裏をうまく利用する印象を持っている。
    ブラックラグーンを利用して、
    この設定をそう使っちゃう?ってのを見てみたい!

  • 真性バカを真ん中に据えることで既存のキャラクターを貶めず、ゲストキャラクターを盛り過ぎもさせない奇跡の調和を見た

  • コメディに統一されていて、前作より立ち位置が分かり易くなって面白かったと個人的には思う。
    虚淵氏は他人のふんどしで相撲を取るのがうま……、設定の利用が上手いですね。
    エダの語りで物語のほぼすべてが片付いてしまうので、真相が視点が変わることによって明らかにされる醍醐味はありませんが、個性的な登場人物たちの口調でそれぞれ物語が語られていき、「ああ、この人ならこんなこと言いそう(思いそう)」
    とにやりとしながらブラック・ラグーンの雰囲気が楽しめました。

    ロットンはなぜ撃たないのか、その理由がわかっただけでも個人的にはすっきりした。

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著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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