- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094512816
作品紹介・あらすじ
「今日からお前の腹に寄生することになった!よろしくな!」平凡な高校生の僕の腹から、突然全裸で飛び出してきた謎の美少女・サナ。その少女は寄生虫が進化した新しい生命体「パラシスタンス」で、僕から栄養をもらう代わりに、僕を守ってくれるらしい…。さらに、いつも一緒にいるために僕の「彼女」にもなってくれるって!?いや、可愛いんだけど、寄生虫の彼女なんて、ぶっちゃけありえないって。平穏を望んでいた僕の生活はとんでもないことに。第5回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。キセイ系ラブコメ!?-。
感想・レビュー・書評
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全体としてはそこそこだけど
あえていうなら寄生虫である意味がないと思う
「落ちもの」のなかで寄生虫なのが独自性というだけで
それが話にからんでいない
いろいろ覚束ないところはあるけれど今後次第であるかもしれない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サナダムシの話。
一人ボケがあんまりおもんないし、発想が斬新なだけやな。 -
平凡に生きたい、誰にも迷惑をかけず一人で完結して生きたい、などと言っている主人公が美少女にも気のいい男の子にもモテモテでなんかイライラしてきましたしイライラしました!
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ボーイ・ミーツ・ワームという第二章のタイトルが秀逸。少年は寄生虫と出会った。
思春期の一人で生きていけるという壮大な勘違いをへし折るのは、恋じゃなければ、それは……寄生虫……かもしれないw
あと、桜という子はかわいいけれど、はやく病院に連れてくべきだと思うw -
ネタの出し惜しみをせず、また先の読めない内容なので、優秀賞をとっただけはあると思った。
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定型的な学園ラブコメを土台に、奇抜な寄生設定、前衛的な挙動の従妹、あたりが目立った特徴だろうか。
突飛な部分も様々な面で散見されたけど、基本読みやすいつくりで、ライトノベルらしい軽快な没入感を味わえたように思う。
寄生/共生と依存にまつわる関係性、あるいは主人公の心の闇のくだりなど、主題の根幹に関わる因子ながらやや舌足らずな掘り下げ方が勿体なかった。
もっとも、本作がバランス重視型で設計されているのはどことなく感じられるので、尺も考慮するとこんなものかもしれない。
話は変わるけれども、終盤のサナとの再会シーンと困難克服のくだりは、シチュエーション的にも素っ頓狂なクライマックス感で、思わず変な笑いが込み上げてしまった。
次回作も期待したい。 -
特異な設定と各キャラの性格がマッチしている印象。とくに、桜がよく動いて楽しい。ビッチ?キャラっていそうでいない。主人公の根底にあるコンプレックスに少し違和感はあったけども、全体的には些細な点かな、と。
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バトルの件いるかなぁ…
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寄生虫を美少女化するという変態アイデアを提供してくれたことと、後半の実存哲学は読み応えがあって良かった。ただ、無気力主人公としてもう少しシュールなツッコミをして欲しかったなぁとか。従姉妹キャラのぶっ飛び具合は好きだけど、全体を見ると他のラノベと変わりばえしないと感じてしまったのが残念。