脱兎リベンジ (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512830

感想・レビュー・書評

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  • あえていえば『ヤングジャンプ』とか『ヤングマガジン』とか
    あのあたりの読者層向け作品にあるようなものと既視感ある作品だが
    材料はそれでもそれなりに作者の作品としてまとまっている

    青春というのは狭いその中でそれなりに閉じて完結するものだ
    誰もがいつまでもそこにいられないから価値あるのだが
    この作品の場合その狭い中にとらわれることなく拡げて欲しいと思わせる
    そういう意味では「ライトノベル」という場のなんでもありで
    誰にでもISBNコードと作家の肩書きをばら撒くことには功罪ある
    といって携帯小説やニコニコ動画のアクセス数のほうが健全なわけでもなく
    表現はその質だけでなく
    誰のためにつくられるかも大切だと思う

  • 気弱な主人公が個性的な仲間たちに出会って…いい感じの青春ものだった。

  • 非常に良い物語だった。才能はあるのに世間から冷遇されている仲間達が、クソッタレな世界を見返すためにリベンジに挑戦する話。冷遇さ加減が本当に理不尽であり、主人公ウサ吉は負け犬根性が染み付いている。だからこそ兎毛成と出会って理不尽に気付いて足掻くことを決めて、仲間の協力を得て練習して、牙を向けられる恐怖を知ってそれでも前へ進んで、といった流れに滾る。思った通りの大成功にはならなかったけど、一度味わってしまえばもう戻れないはずだ。青春リベンジストーリーとして、非常に面白かった。脱兎リベンジ、かっとばせ!!

  • 宇宙人と呼ばれ虐げれていた少年が
    変人たちとバンドを組んで文化祭でライブを.
    一部違うけどだいたいそんな感じで.

    クラスメイトがビッチ過ぎる.
    というか,アレだよな.
    バンドマンと仲良くしたい女の子たちって
    「有名人と付き合いたい」
    んじゃなくて
    「ステージでキャーキャー言われてるあの人と一緒にいる私って素敵!」
    っていう事なんだろうな.
    つまり本当に好きなのは「チヤホヤされる自分」.

  • 主人公兎田君の内に秘めた気持ちをヒロイン兎毛成さんが解き放つ熱血学園部活ライトノベル。1つのことに打ち込んだ男女の魅力。登場キャラに要らない人がいないんじゃないかってぐらいキャラが良い。
    「失せなビッチ」の千咲ちゃんマジビッチ。そういえば七元リュウはアナグラムだって気づいた。

  • 学園モノだからなぁ…と迷ってたけど、学園モノで熱かった…!流石ガガガだぜ…

  • 読後感がいい。

    ビックリするような展開はないけど
    安心して盛り上がれた。

    1巻でキレイに
    まとまっていると思う。

  • ガガガ文庫の単巻には面白い作品が多いけど、この脱兎リベンジもその一つ。
    いじめられ居場所をなくした少年が、出会った少女に勇気付けられ、仲間を作り得意のギターでリベンジを試みる。
    その過程は当然のように順調にはいかず、一難去ってはまた一難。
    ドキドキハラハラしながら読めます。
    敵キャラにあまり魅力が無かったことと、ラストがご都合主義過ぎたのが若干残念だけど、作者のデビュー作であることを考えたら十分すぎるくらいに満足のいく作品でした。

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