とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 442
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094512984

感想・レビュー・書評

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  • 千々石が好きすぎて 最後は涙なしには読めません。あまり戦闘機がわからなくても 理解は出来ました。

  • ロマンあふれるハードボイルドな話だった。ビークル対海猫は燃えた。天ツ上を美化しすぎで個人技が戦況そのものを左右させてしまうが、ハードボイルドロマンだからしょうがないか。

  • 面白い。ライトノベルでもこれくらいの面白さは必要だと思う。単純にワクワク、ドキドキが多く、分かり易い展開。なので安心して読めました。
    色々と実験しているところも興味深く読めました。

  • 言葉に尽くせない。ただただ、ひたすら空に生きるサムライの物語だった

  • これは堂々たる小説です。ラノトベルの枠を完全に超えています。
    ハードカバーでも良いんじゃないでしょうか?
    飛空士シリーズはどれも素晴らしいのですが、この「…夜想曲」は完成度が群を抜いています。空戦モノでも
    日に日に厳しくなる戦局や戦争の無残さ、両エースが舞うクライマックス。誇りのために戦う若者達の哀しさ、美しさ。響き渡るユキの歌声など……読んでいて熱いものがこみ上げて来るシーンの連続。逃げることなく、正面からこのストーリーを書ききった犬村さんに拍手と喝采を送りたい作品でした。

  • 読みながら、日本人としての遺伝子が疼いてしまった事を認めざるを得ない。
    アメリカ人の日本人観が、マジでこういう風に形作られたような気さえしてくる。
    このへんはさすが小学館、てことなのかなぁ。

  • P.362「千々石に預けられた、新しい命が育まれていた。」
    これだけが救いだった気がします。

  • 今人気のライトノベルとは、かけ離れたものですが、非常に心に残る作品でした。 展開が見えながらも、「いや、そんなことはない」と願望を抱きながら読み進めました。 空に生き、空に死した大空のサムライたち、大空の騎士たちに、敬礼と祈りを捧げたくなりました。 今、私たちが立って、生きている土地も、先人たちの努力があったからだこそだと。 私たちも、未来の子供たちへ、安全で幸福な世界を渡していくことが課題だと、この作品を通して、感じました。 また、飛空士シリーズが出るということで、今から楽しみです。

  • 戦場は非情なものであること戦場のロマンティシズムを見事に融合させていて、あっという間に引き込まれました。
    太平洋戦争の戦史をよく研究しており、戦略・戦術的に不可解な展開がない物語を構築しているのも素晴らしかった。

    飛空士シリーズは全て読んでいますが、この感動は第1作の「とある飛空士への追憶」以来です。(もちろん「とある飛空士への恋歌」も良かったですが)

    本作をこれから読もうという方へ。
    本作を読む前に第1作の「とある飛空士への追憶」を読むと、より物語の深さを感じることができると思います。

    人を愛することのすばらしさと強さが分かるような気にさせてくれる作品です。

  • とにかく空戦があつすぎる。
    ほんま鳥肌立ちっ放し!
    いやー、もうほんまこれを読めてよかったです!

    久々に感極まりました。

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著者プロフィール

1971年生まれ。小説家。代表作に、「とある飛空士」シリーズ、『レヴィアタンの恋人』(ともにガガガ文庫)などがある。

「2014年 『サクラコ・アトミカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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