王子降臨 (ガガガ文庫 て 2-1)

  • 小学館
3.28
  • (2)
  • (5)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094514230

作品紹介・あらすじ

戦国の荒野に「王子」降臨!!

「美気」
それは、限られた者しか持ちえない、無限の力。
あらゆる事象を魅了する、愛の力。
人々の希望を呼び起こし、様々な奇跡を具現化する超常の力――。
この宇宙のどこかには、そんな力をもった者もいる……。

ときは戦国。
空は哭き、地は痩せ、人心は乱れていた。この世は、正に地獄であった。
人々は、渇望していた。
この末世に、救済をもたらす存在を。正義を導く救世主を!

そして「王子」は舞い降りる。希望をもたらす光と共に。
あらゆる理不尽を覆す、麗しき「美気」に包まれて。
この地球に落ち延びた、母星の姫を捜すため、王子はこの地にやってきた。

着陸した「王子」に一目惚れした少年・鳶丸とともに、「王子」の「姫」を捜す旅が始まる。
金髪碧眼、長身痩躯の麗人は、戦国の世で何を為す?
行く先々で巻き込まれる事件の中で、王子は光を振りまき続ける。
全ては世のため人のため。

「でも、それじゃあ、王子の希望はどこにあるの……?」
隣の鳶丸は問いかける――。

超・新感覚☆時代劇!
ここに開幕!

第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 時は戦国。大地は痩せ、民は飢え、終わる事なき戦乱が続く…まさにこの世は地獄。
    真壁弾正の熾烈な弾圧に苦しむ人々の前に突如現れたのは、光り輝く究極の美。そう、王子の降臨であった!
    ……なんだこれ。
    山田風太郎の匂いを感じる。
    なんだかよくわからないが、えらいものを読んでしまった。

  • 評価:☆4

    ときは戦国。空は哭き、地は痩せ、人心は乱れていた。この世は、まさに地獄であった。そんな戦国の荒野に「王子」が降臨した!究極の美は、人々の心の光となって、この世を愛で埋め尽くす。美しすぎる時代劇、ここに降臨!!


    話すだけで男の顔を火照らせるほどの美貌を持ち、意思持たぬ毛の毒針が王子を避け、動物達はみな王子の味方をし、敵の盗賊の首領ですら魅入らせる、超粒子美気エネルギーを放つ王子が戦乱の世で姫を探して奮闘する物語である。

    もう何が起こっても、「あぁ、王子だからね」で済ませられる程の王子の王子っぷりに感服するしかないw
    何を言っているのか分からないと思うが大丈夫、自分でもわけがわからんww
    超粒子美気エネルギーを鏡で反射させて攻撃とか笑うよそりゃw
    蛾彩のおっぱい瞳術も酷い。なんだよ千通りの乳房の振り方って(笑)
    そんな感じのシュールギャグ小説って感じですかね。文体が非常に真面目なのでそれがまた笑えるw

    ただ王子と対照的に描こうとしたのか、戦乱の世の中の有様がかなり重くてグロい。一部は映像化できないレベルでエグいし・・・もうちょっと軽めでも良かったんじゃないかなーって思う。

    今までに読んだことのない感じの小説だったので楽しかったけど、これ2巻もこの調子なのかな?ちょっとキツそうな気もする(笑)

  • これは合わなかった。時は戦国時代、不作が続き領主は年貢を絞り取り、人々が飢えてしぬような時代。光の国の王子と名乗る人物が現れ、人々を導く話。戦国時代にクソ真面目な金髪碧眼の王子ってところが笑いどころだと思うが、鳶丸が男の子と分かった時点で冷めた。あのぷりっぷりのお尻で男の子とかあり得んでしょ。

  • あまりにナンセンスすぎる舞台設定で、ともすればギャグになってしまいそうなんですが、中身は全然真面目なところが凄い作品です。

  • 第7回小学館ライトノベル大賞コンプリート!!
    今回の感想まとめもあります。

    アキネ会の日常
    『王子降臨 (けーた)』
    http://blog.livedoor.jp/akinator/archives/30746474.html

全6件中 1 - 6件を表示

手代木正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×