友人キャラは大変ですか? (4) (ガガガ文庫 た 7-4)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094517170

作品紹介・あらすじ

友人キャラ、パパになる!

「事情あって使徒に味方することになった」。

謎の書き置きを残して姿を消したエルミーラさん。
仲間たちの捜索の結果、たまたま俺が見つけるのだったが――。


――オギャア、オギャア――

「お~よちよち。泣いてはダメですわ、シズマ」


なんと、エルミーラさんは子連れヴァンパイアになっていた!

しかも、キュウキ陣営に子どもが狙われているってんだから尋常じゃない。
聞けば、この子はヴァンパイアと使徒の間に生まれた子で、とある縁でエルミーラさんが引き取って育てているらしい。

エルミーラさんに口止めされてしまった俺は、龍牙たちに報告することもできず、ナイショの子育て生活を始めるのだが――。

「ぱぁ、ぱぁ」「お、おおおお! パパって! パパって言ったあああ!」

……赤ちゃんってホントかわいいのな。思わずパパキャラに目覚めちゃいそうだぜ!


ヴァンパイアと友人キャラが子育て共闘!? 赤ちゃん旋風吹き荒れる、名助演ラブコメ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  •  小林家の養子がやってくる第四巻である。
     今回は「常闇の血族」エルミーラが主役。吸血鬼であり、朱雀を担う彼女が失踪した前巻のラストを引き継いでの物語が展開されている。

     本筋は子連れヴァンパイアとの四苦八苦であり、そこに襲い掛かってくる使徒たちと、その陰で見え隠れする魔神・キュウキが物語を盛り上げている。
     さらに、火乃森家事情の窮地にあって、男を見せた主人公・小林がさらに友人キャラ離れしていくのだが、これはまあこの物語上では既定路線と言えるところだろう。
     主人公以上にポテンシャルの高い仲間というのは時に見られるものだから、いい加減友人キャラの軌道変更をすればいいのでは、などと読者に思わせる彼の往生際の悪さである。

     ややネタが詰まりすぎな感もあり、その辺も加味して星四つ相当と評価している。
     一巻二巻でテンポよく魔神を調伏してからはややスローテンポであるが、ネタ幅広く展開しているとも捉えられる。
     今回の子育てネタなどはその典型だろうが、その辺は評価が分かれるかもしれない。

  • ラスボスは亀やと思ってたんやけど、ちゃうねんな。

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