- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094518641
作品紹介・あらすじ
使命は、厄災の魔女たちを味方につけること
農園と鍛冶で栄える小国キャンパスフェロー。そこに暮らす人々は貧しくとも心豊かに暮らしていた。だが、その小国に侵略の戦火が迫りつつあった。闘争と魔法の王国アメリアは、女王アメリアの指揮のもと、多くの魔術師を独占し超常の力をもって領土を拡大し続けていたのだ。
このままではキャンパスフェローは滅びてしまう。そこで領主のバド・グレースは起死回生の奇策に出る。それは、大陸全土に散らばる凶悪な魔女たちを集め、王国アメリアに対抗するというものだった――。
時を同じくして、キャンパスフェローの隣国である騎士の国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。レーヴェの王を誘惑し、王妃の座に就こうとしていた魔女が婚礼の日にその正体を暴かれ、参列者たちを虐殺したのだという。
領主のバドは “鏡の魔女”の身柄を譲り受けるべく、従者たちを引き連れてレーヴェへと旅立つ。その一行の中に、ロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、ありとあらゆる殺しの技術を叩き込まれ、キャンパスフェローの暗殺者として育てられた少年だった……。
まだ誰も見たことのない、壮大かつ凶悪なダークファンタジーがその幕を開ける。
感想・レビュー・書評
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容赦がない世界観と展開。ここまで追い詰められる主人公も稀。面白い。
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大国間の政治的な動きを背景に、様々なキャラクターがそれぞれの思惑で動き生まれるドラマに見ていて引き込まれました。特に魔女という存在が物語の鍵になっていて最強の存在である魔女がどのように物語に入っていくのか気になり先へ先へと読み進める事が出来ました。
特に後半の展開は目が話せない物になっていて引き込まれました。次巻への引きも気になる一巻だったと思います -
聞きなれない固有名詞が多くて、登場人物の印象づけも少ないので読んでいて結構混乱する。故郷とは別の国で物語が始まり、別の国にいるまま終わるので主人公たちよバックボーンに感情移入しづらい。
その割に必要ない無駄なシーンが結構あって冗長な気がする。核となる部分に魅力は感じるのだけど…… -
表紙のインパクト!強いッ!笑
ですが、読み進めるとこの“彼女”に対するイメージとのギャップを感じました(  ̄- ̄)
次から次へと様々な出来事が起こり、ラストにかけては予想外過ぎて、言葉が出なかった……!
“ラノベ”ですが、内容的には“ダークファンタジー”なのもあり、重め。
動きも激しいので映像化してほしい……! -
本屋で表紙が気になったので買った
本格的な物語は次から始まる感じなので続きが気になる -
目を引く美しい表紙と高評価につられて購入した本作。
素晴らしいダークファンタジーでした。
世界観に没頭できるものを、求めていた。
ファンタジーで育った私は、大人になってからも剣と魔法を夢見てライトノベルに手を出してきました。しかしどれも物足りなく、騎士も魔法も竜も主人公の引き立て役でしかなかった。
この作品は、きちんと世界に息づく人たちを描いている。
もちろん楽しいことばかりではない。そこには裏切り、謀略、そして死があった。
強いだけじゃない主人公も魔女も、これからどうこの世界を生き抜いていくのか。
ぜひ続きを読みたいと思う作品だった。